晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 又川谷から竜ヶ岳 沢登り ② シロヤシオ満開の予感漂う稜線 2011.05.21

竜ヶ岳山頂より

 

<メンバー>
山仲間(2名)
      
<山域>

 

<コース>
茶屋川(カシロ橋)~又川谷~大井谷~竜ヶ岳~白谷越~太尾根~焼野~カシロ橋


<その①>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 

 ひーこら言いながら笹の急斜面を登ると辺りにはポツポツとシロヤシオが咲いているのが見える。満開にはまだ早いが木によっては全体が真っ白になるほどの花をつけているものもある。まだ咲いていない木も蕾がたくさんついていた。今年はアカヤシオに続いて当たり年かもしれない。

 

稜線のシロヤシオも咲き始め

見事な花付き

この木はこれからかな

蕾がいっぱい

 

 県境縦走路を歩き、竜ヶ岳が見え始めるとたくさんのハイカーが見える。I君と二人で蛇谷の源頭部を見ながら、今日はこっちでも良かったね、なんて話をする。頂上への最後の登りをこなし、クラ方面を振り返ると草原に広がるシロヤシオの木が見渡せる。まだ「羊の牧場」状態になるのは先のようだが今年は期待できそうだ。

 

竜ヶ岳が見えた

蛇谷源頭(こっちが良かったかな)

頂上を目指す

シロヤシオ(咲いているのは1~2割)

パノラマで

たくさんの人で賑わっている

 

 たくさんのハイカーがお昼を食べている頂上で装備を解き、我々もお昼にする。暑いくらいの陽気で風が気持ちいい。30分ほどのんびりした後、下山に取り掛かる事にする。

 石榑峠方面へ歩き、尾根が左へ折れるところで登山道を外れて笹の原へ踏み出す。少し歩くとテープや薄い踏み跡もあり思ったより楽に歩けそうだ。白谷越までの急傾斜も荷造り紐の目印をたよりに一気にモンキークライムダウン。最近の下りはいつもテープ頼りだなあなんてI君と話す。ザレ場をおっかなびっくり越えると白谷越で休憩。ここで真っ白なイワカガミを見つけた(いい事あるかな?)。

 

石榑峠方面へ向かう

石榑峠(NTTの鉄塔が無い!)

笹原の稜線

緑の太尾(真ん中の稜線)

白谷越のザレ

白いイワカガミ

竜ヶ岳を振り返る

 

 P770から先は長閑な二次林の中をふらふらと下っていく。何しろ尾根も太く、登っているのか下っているのかも判らないような感じ。新緑の緑に包まれていると自分がどっちへ向かっているのか判らなくなる。(現にI君は休憩の後、もと来た方向に歩きだそうとした)

 

 半分ヌタ場の長池を過ぎ、良くわからないP730を越えたあたりから地図と首っ引きになる。このままP684へ下りるべきか左へ派生する尾根に乗り換えるか・・。結局、茶屋川を渡渉しなくてもいいように左に折れようと言う事になる。その内、ピンクテープに誘われるまま、比較的傾斜の緩い尾根を下っていくと沢音が聞こえ始め、ドンピシャで焼野に降り立つ事ができた。あとは林道を歩いて車に戻るだけ。お疲れ様でした。

 

緑が美しい

植林が現れる

ミツバチの巣箱?

 

 今回、期待していた大井谷は無残にも土砂で埋まり沢登りを楽しむとまでは行かなかったが、竜ヶ岳の展望とシロヤシオ、新緑に包まれた太尾とバリエーションハイキングとしては中々のコースだったと思う。でも次は美しい谷にいきたいなあ。

 

今回のコース