晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御池岳テント泊② 雪のテーブルランドを貸し切りで 2011.02.05-06

雪の日本庭園を行く

 

<メンバー>
サークル(4名)+biwacoさん
      
<山域>

 

<コース>
幸助の森~奥の平~幸助の森~風池~日本庭園~元池~真の谷~カタクリ峠~コグルミ谷右岸尾根~国道306


<前日の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 モンベル#1のシュラフは暖かく快適で、前夜の寝不足今日のラッセルの疲れのせいもあってぐっすりと眠れた。

 

 尿意で目を覚ましたのは6時くらい。まだ外は暗いがもう10時間ぐらい寝た計算になるのでら起きてしまう事にした。やがて辺りがぼんやりと明るくなり初めた頃、御来光を眺めるためにボタブチまで少し歩く。治田峠の向こうに伊勢湾が見え、そのやや左側の空が赤く染まりだした。

 

夜明けを待つ

 

 やがて、他のメンバーもゴソゴソとテントから這い出してきたようだ。みんなでボタンブチで日の出を待つが、台地の西端にいるので水平線からの日の出は期待できない。

 

ようやく起きてきたメンバー

日の出は何処から

 

 6:50。足の先が冷たくなってきたかなと思っていたところ、奥の平の向うからようやくお日様が顔を出した。今回は入道の時と違って丸くはっきりとしたお日様だ。さあ、今日も目いっぱい遊ぶぞ~。

 

日の出

 

 テントに戻って軽い朝食をとった後、ヒップソリだけ持って雪原遊びへ出発。昨夜は雪が降らなかったのでトレースの無い雪原を一人占めというわけにはいかなかったが、それでも今は貸切。東池ではお約束のシリセード大会だ。

 

さあ出発

東池

もうお約束ですね

たけやん

 

 日の出はきれいだったものの、そのあとは薄い雲がかかり灰色の空。全く凹凸の無い青のドリーネで記念撮影した後、思い思いに雪原を歩きまわる。

 

青のドリーネ(凹凸がわからない・・)

記念撮影

思い思いに散策

振り返る

 

 今日は太陽も出ず、樹氷も無いので景観的には少し物足りない。なので少し早目に切り上げて撤収にかかる事にした。テントをたたみ、再び重い荷物を担ぐ前にぜんざいで体を温め、糖分を補給する。

 

ざんざいで体を温めて

さあ、撤収

 

 biwacoさんは鈴北経由で下山するのでまずは日本庭園に向かう事に。荷物が重いので高低差の一番少ないテーブルランド西端を北上していく。風池を越え、丸池の辺りで右に折れ、池銀座の辺りから日本庭園へ飛び出す。

 

風池方面へ

ここはどの辺りかな

日本庭園へ

 

 時間的には今朝、登り始めた人たちもまだ到着していないはずなので、広々とした日本庭園を一人占め(5人占め)だ。元池出は雪合戦が高じて雪野球が始まった。ここでK姉さんの隠れた才能を垣間見ることができた。

 

元池、雪野球大会

トレースを刻む

 

 さあ、そろそろ別れの時だ。鈴北岳に向かうbiwacoさんを両手に花で送り出し、我々は真の谷へ向かって降りていく。奥の平にはトレースはいっぱいあったが、真の谷には全く見られない。冬場はみんな敬遠するコースなのだろうか。8合目からの登り返しもすんなりこなし、カタクリ峠からコグルミ谷右岸尾根へ向かう。

 

両手に花

真の谷へ

 

 以前下った事のある長命水へのシリセードコースを探ったが、記憶があやふやで見つけられない。仕方が無いので往路をそのまま下って行く。登りはあれだけきつかったのに、下りのなんて楽な事か。あっという間に登山口へついてしまった。

 

コグルミ谷右岸尾根急降下

最後の難所?

 

 帰りは再び歩きにくい国道306をひたすら歩く。昨日に比べ車の轍が増えていたのでその中を歩いたが、なんだかおかしな歩き方になってしまう。忍耐の1時間余りを過ごした後、ようやく車にたどり着く事ができた。

 

フサフサの雪だるま

苦行の国道306

 

 最後はアタントで反省会。こんなに楽しいのになぜみんな参加しないんだろう?と話す。パンセットが売り切れだったのが残念だが、甘~いジンジャーティーがとても美味しかった。

 

 ※今回参加できなかった皆さん、来年はもっと盛大に楽しくやりましょう。