晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

藤内沢 鈴鹿初めは楽しい氷雪遊び 2011.01.09

今年の氷柱の出来はどんなもんかな

 

<メンバー>
山仲間(5人)
      
<山域>

 

<コース>
鈴鹿スカイライン~裏道~藤内小屋~藤内沢出合い~藤内沢~山上公園~中道~鈴鹿スカイライン


 三連休の中日も鈴鹿で雪遊び。行き先はなんだか恒例行事になりつつある御在所の藤内沢だ。去年は、三連休の初日に挑戦し、新雪ラッセルに苦労した記憶があるので、今年は前日のトレースが期待できる中日に設定、出発時間も若干遅めとした(このあたりは結構軟弱)。
 

<2010年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 湯の山温泉奥の駐車スペースは雪を待ちわびた登山者の車ですでに満員。少し下に車を停めて出発準備。アイスバーンでツルツルの鈴鹿スカイラインを下って裏道に入る。

 

雪が少ない鈴鹿スカイライン(除雪してあった)

 

 すっかりおなじみになった大堰堤の巻き道の登り下りにヒーコラ言って谷に降りると、北谷は岩の上に10cmほどの積雪。藤内小屋に向かう道はしっかりと踏み固められていて無雪期よりも歩きやすくなっている。藤内小屋では新年早々、復旧作業のつち音が響いていた。

 

裏道はこんな感じ

藤内小屋

ワンコ

 

 藤内小屋の上は大河原になってしまった北谷を歩く。空は真っ青に晴れ上がり、去年の秋に挑戦した前尾根もくっきり見える。今日もいい山日和だなあ。

 

空は晴れ

 

 歩き始めて1時間半でようやく藤内沢の出合い。とりあえずアイゼン無しでテスト岩の辺りまで登ってからアイゼン、ヘルメットを装着。久しぶりにヘルメットを被るとなんだか気が引き締まる思い。

 

いつもの高圧的な看板

さあ、いよいよ

準備OK?

 

 今回は初めてのメンバーもいるので、左手から巻きあがる正規ルートで行く。アイゼン、ピッケルでガシガシ登って行くと、自分がなんだか登山家になったような気分で楽しい。狭いルンゼをよじ登って、フランケの氷柱の前で記念撮影。氷柱はさすが冷え込みのせいか、今まで見た中では大きい方かも知れない。

 

さっそくガシガシ

上手くくぐれるか?

まずまずの氷柱

ハイ、ポーズ

 

 唯一の難所の蝙蝠滝は一年で唯一、ここでしか使わないダブルアックスで乗り越え、後続を確保して引っ張り上げる。だんだんこの手の作業も手慣れてきた。みんなもアイゼン、ピッケルにだいぶ慣れてきたようで、思い思いのルートでガシガシと登っている。

 

蝙蝠滝を越えて

ニカッ

ムフッ

 

 45度以上ありそうな雪の斜面を四つん這いで這い上がったりしていくと、藤内沢もいよいよ終盤。樹氷に囲まれた広場のような場所にでる。氷は比較的発達していてアイスクライマーの方たちも楽しそうだった。ここで少し休憩。

 

足が攣りそう~

樹氷が見えてきた

樹氷に囲まれる

最後の休憩

 

 ラストは樹氷の中の急斜面を這い上がって御在所山上公園へ。山上公園では雪や樹氷を楽しみにロープウェイで上がってきた観光客でいっぱい。ミニスカートのカップルなんかが歩いていたりする横を、ヘルメットをつけた我々が歩くのも御在所ならではの光景か。

 

いつの間にかヤグラより上に

樹氷の中へ突っ込む

 

 昼食は山上公園のベンチで。傍らでは子供たちがキャッキャと雪だるま作りに励んでいる。お湯が中々沸かなくて困っていた男性にコンロを貸してあげた。

 

家族連れでいっぱい

子供は雪だるまが大好き

 

 帰りはいつもの中道で下山。雪が適度にあるので下山も楽ちんだった。来週予定の本谷をのぞきこむと雪のそこそこ、トレースもしっかり付いている。早くも次の日曜日が楽しみになってしまった。

 

本谷(来週予定)

 

 参加ノみなさん、お疲れ様でした。