仙ヶ岳から御所平 修験の谷から展望の尾根歩き 2010.11.28
好展望の仙ヶ岳南尾根
<メンバー>
サークル
<山域>
<山域>
<コース>
坂本~矢原川~不動滝~宝印のコバ~不動祠~仙ノ石~仙ヶ岳~御所平~ガンサ谷~石谷川堰堤上
仙ヶ岳から御所平。アスレチックな南尾根からたおやかなススキの稜線を歩くこのコースは晩秋から初冬にかけての鈴鹿の定番コース。紅葉がすっかり落ちてしまったこの時期はどうしても展望の良い尾根コースを選んでしまうので、私自信も4年連続で訪れている。(我ながらワンパターンだなあ)
<2006年の記録>
<2007年の記録>
<2008年の記録>
<2009年の記録>
さすがに今年は・・と思っていたのだが、山仲間からリクエストを受けたので少し考える。メンバーは健脚そろいだったので、不動谷をコースに加えてちょっぴりバリエーション度をアップする事にした。石谷川の堰堤上の広場に車をデポし、坂本集落からスタート。
稲刈りもすっかり終わった坂本の棚田
矢原川へ降りる
ここからはずっと谷沿いの道を歩く。沢のコースと全く同じだが、山仕事や修験道、そして不動さんへの参拝の道として古くからの道型が残っているので登山靴でも歩く事が出来る。ただ、残置ロープを使っての滝の巻きには少々ヒヤリとする。
滝の巻きは少々手強い
柿を食べて休憩
このコース目玉の落差100mの下不動滝は水量が少ないのと巻き道からでは全貌が見渡せなかったので、メンバーの反応はイマイチ・・(本当はすごいんだよ)。滝よりも急な巻き道の方が印象に残ったようだ。
下不動滝
下不動滝の巻き
下不動滝の上は道型もはっきりしだして昔の山人の痕跡が多く現れる。大きな滝の上流にある窯跡を見ると、どうやって炭の荷降ろしをやったんだろうか、と考えてしまう。
窯跡
上不動滝辺りはさらに修験道の雰囲気が強くなってくる。上不動滝の上にある宝印のコバはきれいに掃除がなされ、花と水が備えられており、今でもお参りに来る人がいる事を教えてくれている。
上不動滝
宝印のコバ
宝印のコバからは少々わかり難い道型を急登する。やがて道ははっきりし、鎖やロープが現れ、南尾根の末端にある不動祠へ出る。ここまで約2時間だったので普通の登山道を歩いた場合に比べ、約1時間のアルバイトをした計算だ。
古い道型をたどり
不動祠へ
不動祠からはおなじみの南尾根。アスレチックな岩場と好展望の尾根、そしていくつものピークとアップダウンの道。気持ちよく歩いていけるのだが、もう少しかな?と思ったらまだ目の前に小ピークが連なっていたというのが何度か。
南尾根の登り
展望が広がる
うーん、いい眺め
頂上までアップダウンが続く
少しペースを上げ気味に歩いたおかげで何とか12時前には仙ノ石に到着。本来ならばゆっくりと休憩したいところだが、今日はお昼ご飯に時間をかけたいのですぐに御所平に向かう。仙ヶ岳からは鎌ヶ岳が県境尾根の向こうに遠望できる。
仙ノ石にて記念撮影
鎌ヶ岳遠望
仙ヶ岳から御所谷への急降下の途中で尾根を登ってくる単独者とすれ違う。逆回りで周回なんて好きな人もいるもんだなあ~と思ったら「鈴鹿探検人」さんだった。ガンサ谷を登ってこられたらしい。鈴鹿愛好家の考える事はよく似ているなあなんて思ったら、「メタボ男爵」さんにもあったと言われた。うーん、これも縁だなあ。
目指す御所平
メタボさんは同じ方向の周回なので会うことは無いかな、と思っていたらヨコネ付近でばったり遭遇。御所平から引き返し下山は御所谷だという。ガンサ谷は荒れているのでそれが正解かも。
ススキの稜線
気持ちのいいススキの稜線を歩いて行くが、さすがにお腹が減ってきたので風の少ないところを探してお昼にする。今日はK姉さんの旦那さんが釣ってきたというアオリイカのテンプラをいただく。この時間を捻出するために今日は頑張ったのだ。
お昼はイカのテンプラ
昼食の後は稜線を一路南へ。恐竜の背のような南尾根を眺めながら御所平を通過。まるでゴルフ場のような南端を左折して植林の中を急降下。小太郎谷の源頭に出る。
風が冷たい
御所平到着
仙ヶ岳南尾根を眺める
ゴルフコース見たい
仙ヶ岳をバックに
ちょっと黄砂飛んでる?
小太郎谷の源頭
小太郎谷の源頭からガンサ谷へ下りはため息が出そうな急降下。ほとんど木につかまりながら何とか谷へ下りると土石流に埋め尽くされていた。古い石組みの堰堤をいくつか巻き下ったところで小休止。
ガンサ谷の石積み堰堤
ヒヤヒヤものの足場
今回のコース(クリックで拡大)