晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

茨川 秋の宴会テント泊 ① 2010.11.20-21

三筋の滝の前でお昼寝・・

 

<メンバー>
サークル
      
<山域>

 

<コース 1日目>
茨川~三筋の滝(往復) 
夜の部:焚き火、ちゃんこ鍋、ビール、ワイン、焼酎、その他いろいろ・・・。



 毎年のように企画すれど天気や何かで中々実現しない山行がある。秋の茨川テント泊もそのうちの一つ。前回やったのは3年前 だったなあ・・と思いながら伊勢湾岸を西へ走るが、この週末はみんな紅葉見物に出かけるのか高速は大渋滞の予感。当初は新名神経由、南回りで永源寺に向かう予定を急きょ変更し、鞍掛峠越えの北回りで鈴鹿の裏側(滋賀県の方、失礼)に回り込む。

 

<2007年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 途中、湖東三山や永源寺に向かう観光バスにイライラさせられながらも何とか予定から15分遅れで旧永源寺役場に到着。役場の前では紅葉まつりの一環として産業まつりのようなものがやっていたので、夜の宴会用に地元産のワインを仕込む。後は紅葉狩りでごった返す永源寺を抜け、トンネル工事が着々と進む国道421を東進し、茨川林道へと進む。

 

 ダート道を10kmほど走ると茨川集落跡になるのだが、茨川の約1km手前で法面工事をやっており、なんと通行止め。仕方がないので手前に車を止め、徒歩で茨川へ進む。15分ほど歩くと林道が終わり、久しぶりの茨川集落が見えてきた。

 

屋根がきれいになった名大ワンゲル小屋(旧筒井邸)

 

 泊まりの荷物は後で何とかするとしてまずは散策。茶屋川をさかのぼって三筋の滝を目指す。昔はイワナの住む淵があちこちにあったという茶屋川も上流から流れてくる土石ですっかり埋まってしまっている。(神埼川がこうなってしまわない事を祈らずにはいられない)

 

茶屋川を散策

 

 茶屋川の水の流れは申し訳程度で、大きな河原の中をまるで大河のように蛇行している。歩くのにさほど支障にはならないが、やはり徒渉には気を使う。ジャンプや石飛を交え、何とか靴を濡らさないように気をつける。紅葉のピークは過ぎてしまったようだが、まだまだ名残の紅葉が楽しめる。

 

ジャンプで徒渉

紅葉が残っている

まだまだきれいだねえ

すっかり葉を落とした大木

おっとっと

 

 正面に天狗岩を望み、蛇谷の分岐を過ぎさらに進むと三筋の滝に到着。かつては流れが三つに分かれていた為にこの名がついたらしいが今では一筋の滝になってしまっている。今日はここから折り返すだけなので、滝の音に耳を傾けてのんびりお昼寝タイム。

 

正面に天狗岩

ゴーロを越えると

三筋の滝

しばしお昼寝

 

 すっかりいい気持になってしまっていたが、余り長く寝ていると風邪をひいてしまうので、適当な時間に茨川に向かって引き返す。車まで戻ってみると工事は終わって車が通れるようになっていたので、さっそく林道終点に車を移動し、テント設営の後、たき火の準備を始める。

 

帰りも徒渉の連続

茨川に到着

何故か懐かしい風景

 

 宴会から参加のBやんも加わって皆で集めた薪は過去最大の量。このところ雨が少なかったせいかすぐに火がついた。あまり明るいうちからやっても仕方がないので薪の量をセーブしながら鍋の調理ににかかる。

 

明るいうちから焚き火開始

これだけあれば大丈夫

 

 暗くなってくると宴はいよいよ本番。車で乗り付けられる便利さを最大限利用して持ち込んだ酒類は大量で、ビールにボージョレヌーボー、永源寺ワインに赤キリシマ、三岳、ほか梅酒などいろいろ。Bやんの帰国祝いと異国の土産話で話は尽きず、登り始めた満月がいつの間にか中天に差し掛かっていた。

 

メインディッシュはちゃんこ鍋

盛大な焚き火

満月が演出

宴は続く・・・

 

 このままエンドレスか?と思われた宴会も薪が無くなったのを機にお開き。それぞれのテントに潜り込むとあっという間に眠りについてしまった。

 

2日目に続く