晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鎌ヶ岳 谷から尾根へ錦秋ハイク 2010.11.14

錦の衣をまとう鎌ヶ岳

 

<メンバー>
サークル
      
<山域>

 

<コース>
鈴鹿スカイライン~長石谷~岳峠~鎌ヶ岳~岳峠~馬の背尾根~湯の山温泉
 
 11月の第2週ともなれば紅葉は山腹まで降りてきて、鈴鹿の山がもっとも美しく彩られる時期。行き先はいろいろ迷ったが、しばらくご無沙汰だったサークルの山行に出席する事にした。鈴鹿スカイラインはすでに満車状態、しかし一の谷茶屋奥の駐車地は盲点だったようで数台の空きスペースがあった。

 

 駐車地から三滝川沿いを少し歩いて長石谷に入る。最初はアップダウンの激しい巻き道で、まだ温まっていないふくらはぎが悲鳴をあげそうになるが、谷中に降り立つ頃には体もすっかり慣れ、周りの景色に目をやる余裕も出てくる。 紅葉は思ったよりも進んでいて、のっけから黄金色に彩られた渓流歩きとなる。

 

すっかり色付いた長石谷

石の上の落ち葉

紅葉のトンネル

 

 今日は久しぶりに子育てから解放された元祖山ガールのSちゃんも数年ぶりの参加で、「○○さん、最近元気?」「△△さん、どうしてる?」と、まるで同窓会のような会話が弾む。そういえば私はこの会に入ってから6年もたったんだなあ・・。

 

糸を引く小滝

ナメ滝

色とりどりの紅葉

 

 紅葉のピークは標高600~700m辺り。時間を気にせずのんびり歩くのもいいなあ。クルクルと落ち葉が流れる淵や小滝を見ていると、まだ4月にここを歩いてドボンした想い出が蘇ってくる。(今日ならまだ沢で行けそうだけど)。

 

流れに浮かぶ紅葉

街路樹のような紅葉

紅葉に包まれて

 

 傾斜が徐々にきつくなり、水が涸れると周りの木々もすっかり葉を落として初冬の風情が漂っている。ゴロゴロ石の急斜面をヒーコラ言いながら詰めると、鎌尾根を歩いてきたパーティーが行き交う岳峠に到着。せっかくなので山頂まで上がって昼食にする。

 

水が涸れた

最後の詰め

岳峠到着

鎌ヶ岳を目指す

鎌尾根を振り返る

 

 鎌尾根を見下ろす南側の小広場は先客がいたので、山頂のケルンへ移動。記念撮影の後、御在所を眺めながら各自マッタリと過ごす。このお昼ご飯時間が長いのが○ハイ山行の特徴なのだ。

 

山頂

御在所

集合

まったりランチ

 

 下山はちょっと趣向を変えて馬の背尾根を下る。春はイワカガミやアカヤシオがきれいな尾根だが紅葉の時期も中々捨てたもんでは無い。特にシロハゲ付近から見た紅葉は最高で、まさに鎌ヶ岳が錦に彩られているよう。そして紅葉に負けず美しい元祖山ガの女子メンバーたち。

 

鎌尾根

キレイドコロを集めてみました

錦に彩られた鎌~雲母尾根

シロハゲの紅葉

鎌ヶ岳

 

 しかし馬ノ背尾根は長い。いくら紅葉が見事だといってもあまり長いと少々だれてくる。尾根の末端辺りで道を外したりしてようやく三岳寺から上がってくる参道と新しい展望台に到着。そこから見える御在所が何とも美しかった。

 

御在所の鉄塔

極彩色

最後の急降下

御在所RW

 

 今回は久しぶりの大人数でののんびりまったりハイキング。青空には恵まれなかったが、見事な紅葉と楽しい仲間たちの笑顔に包まれて、なんとも幸せな一日だった。たまにはこういうのもいいなあ。

 みなさんありがとうございました。