渋川 沢登り 夏休みの課題にお手軽遡行 2010.08.01
突入~!!
<メンバー>
山仲間(2人)
<山域>
<山域>
<コース>
愛郷の森-渋川-愛郷の森
白山でちょっと疲れているが、真夏の晴れの日曜日を家で過ごすのは勿体無い。そこで愛知川でプカプカ泳ごうと思い、メールをばらまくが参加者は先週に引き続いてのC君一人になってしまった。C君は最近愛知川へ行ったばかりらしいので、二人でそれなりに楽しめる渋川に出かける事にした。
愛郷の森は夏休みとあってたくさんの子供たちとたくさんの引率の大人たちでごった返していた。いいなあ、夏休み・・。なんて思いながら沢装束に身を包み、公園の奥から入渓。
林道が川を渡るところから入渓
最初は単調なゴーロ歩きの後、堰堤を二つばかり超える。少し退屈だな~と思いだした辺りで、両壁が立ってきて雰囲気が出てくる。
雰囲気が出てきた
やがて現れたのは「おにぎり岩」。左側のおにぎり状の岩を超すのがポイントなのだが、今回は水線通しにこだわり、滝中を突破した。
水中突破
流れを超えれば簡単
続いて現れたのは大きな釜を持った8m滝。直登は無理なので右岸のバンドをショルダーで超える。残置スリングを使えば簡単だが、あえて使わずに超える事にする。
大釜8m
落ち口より
その後も出てくる小滝は全部水中突破を試みる。たいていは何とかなったが、1か所、水の勢いが強く、流芯を超えてからの手がかりが無い為、断念したところがあった。
ここも水中突破
それほど難しくない
ここは勢いが強そう
強引に突っ込む
抜けてからが無理・・
そしていよいよこの谷のメインイベントの3m滝。右岸は巻くのに厳しい斜度、左岸は外傾したハング岩。そして滝そのものはツルツルの手がかりなしの難物。ちょっとクライミングの課題のようで時間をたっぷりかけて楽む。
まずは左岸のハング岩。残置ボルトにかかっているスリングをアブミ代わりに取り付くが、横移動も一苦労しそうだ。
足場が無い・・
今日の相棒のC君は、極力自力で登るという事をモットーにしているので、残置支点のある左岸突破ははなから捨ててしまっている。でもって、やっぱり水中突破を目指す。
流れの奥まで行くのは簡単なのだが、その奥は手がかり、足がかりが乏しく、なかなかうまく登れない。C君は両手、両足を突っ張ってじりじりとセンチ単位で体を持ち上げていく。10分以上奮闘したところで無事クリア!さすがだ。
ここまでは簡単
体を目いっぱい使って
私は小さなクラックに挟まっているチョックストーン(小石)にフックをひっかけて強引に体を持ち上げる。芦廼瀬で使わなかったフックがこんなところで役に立った。
後は泳ぐ淵が1か所、小滝が2か所。ともにシャワーで超える。
泳いで取り付き
泳ぎは得意なんだよな~
最後の滝
ここもシャワーで
滝を超えると再び林道が頭上を走るところに出る。何やら楽しそうな声が聞こえるなと思ったら家族連れがバーベキューをしていた。なんだがいい匂い。
バーベキューをしている
林道を歩いて20分ほどで愛郷の森に到着。結局2時間と少しの遡行だったが、いろいろな課題もあり、手頃で楽しめるいい谷だ。C君、お疲れ様。キャンプ場の子供の数は朝よりさらに増えていた。