晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

宇賀川蛇谷 初夏の風を感じて   H22.05.29 晴れ

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蛇谷出合の15m滝

<メンバー> 山仲間
      
<山域> 鈴鹿

<コース> 宇賀渓-蛇谷出合-蛇谷-県境稜線-金山尾根-宇賀渓


 土曜日は家でゆっくりと・・とも考えていたが、朝、C君から電話があり急遽決行となった鈴鹿沢登り第8段。行き先は兎夢さんのレポートで気になっていた蛇谷。今回で4回目の遡行だが、前回より成長の跡が見られるだろうか?

 宇賀渓駐車場を10:30発。昨年の事故のせいか入り口で登山届の提出を求められる。白滝橋から入渓すると正面にホタガ谷出合。ここも近いうちに行っておきたいなあ。しばらくはウォーミングアップを兼ねてゴーロ歩き。魚止め滝は登山道を使って巻き。


 宇賀川のこの辺りは白い花崗岩が明るく、淵もコバルトブルーに輝いていていい感じ。C君は自らに課した課題があるのか、まだ序盤だというのに果敢に挑戦している。





 水と戯れながら進むと行く手を燕滝に阻まれる。いつ見てもすごいなあ。ここは右から入り込む蛇谷に入っていく。燕滝の巻き道は豪雨のせいか完全に崩れて通行不能になっている。


 出合の15m滝は左のルンゼから取り付いて、立ち木を掴んでモンキークライム。落ち口には立派な鎖がつけられていた。5m程の滝を二つ越えると長尾滝に向かう登山道に出会う。




 すぐに現れる10m滝は巻くがそれ以外は極力直登で行く。時間もお昼近いせいか谷の底まで日が差し込み、非常に明るく楽しく登って行ける。過去、ここに来た時は天気がイマイチの事が多かったので何だかうれしい。谷は一旦水平になり、廊下が始まるが途中になるのはCS1mのみ。




 廊下の後に現れる2条6mは真ん中から直登、次の廊下の入り口にかかる10mは左から高度感のあるヘツリでクリア。この辺りは滝、滝、滝で飽きる事が無い。




 核心のCS8mは右のバンドを伝い、落ち口への乗り越しは空身で腹ばいになり、思い切り手を伸ばして奥にあるホールを掴んで体をずり上げる。以前は残置ハーケンがあり、シュリンゲが付いていたが、誰かが抜いたのか今はもう無い。


 2条7mは右の流芯をずぶ濡れになって直登。日が差しているとは言え、まだまだ5月。長時間のシャワーは堪えるので、スピード重視で突破。



 そろそろいい時間になって来たのでお昼ごはんの場所を探す。一旦、凡流になり釜跡が出てきたところでランチタイム。C君はさっきのシャワーが効いたのか、唇を紫色にして震えている。私は例によって全然平気なのである。

 倒木のある8m滝は右から巻き(後で調べたら登れるらしい)この辺りから水に濡れるのが少々億劫になってきた。滝上には左から多段10mが流れ込んでいる。



 倒木が増え、岩質が黒っぽく変わると谷の雰囲気もガラッと変わってくる。傾斜もだんだんたってきてゴーロ歩きもきつくなってきた。850m辺りの二股を左にとってこれでもかと現れる滝を超えるとようやく笹が現れて源頭の雰囲気になる。





 笹原に出たのはもう15時を過ぎていたので登山者は見えない。去年は大当たりだったシロヤシオは今年はさっぱり。全くと言っていいほど咲いていない。このメカニズム、どういう風になっているのだろう?


 鹿の踏み跡を辿って県境稜線に出る。青空が気持ちいい。もう時間も押しているので竜ヶ岳頂上はパスして金山尾根で下山する。




 若干ヘロヘロになりながら歩いて1時間半程で宇賀渓に到着。出発するときにはたくさん止まっていた車はほとんど残っていなかった。

 今日は二人でスピーディーに登る事が出来、巻いた滝も前回よりは少なかったように思う。これで鈴鹿の有名どころの沢(泳ぎ渓は除く)は一通り行ったかな。そろそろ紀伊半島に遠征も考えよう。