喉がカラカラ
<メンバー>
山仲間
<山域・形態>
鈴鹿/岩トレ
<コース>
石水渓~鬼ヶ牙~岩トレ~石水渓
Rさんの岩登りの基礎練習へのお誘いをTさんから受け取った。沢では見よう見まねで何とかやってきたが、一度ちゃんと教えてもらいたいとずっと思っていたとこへのお誘い。これはもう願ったり叶ったりだ。室内で一度使ったきりのクライミングシューズを引っ張り出し、持っている党登攀具一式をもって石水渓谷に向かう。
前夜からの雨は未明には上がっていたようだが、岩が濡れていては危ないので乾くまでの間、鬼ヶ牙へのハイキングに出かける。小一時間ほどで辿りついた頂上は標高は低いながら(500m弱)高度感のある岩尾根でバツグンの展望台だ。鈴鹿峠を抜けて雲が流れてくる。
まずは鬼ヶ牙へハイキング
雲が流れていく
良い眺め
坂本集落
お日様も照って来たのでゆるゆると下山。出発から1時間半で車に戻る事が出来た。さあ、ここからが本番なのだ。
ゲレンデは昔のバンガローの跡地から少し歩いたところにある花崗岩の一枚岩。傾斜は45°~60°位だろうか。最初にイメージした垂直の崖では無いので少しほっとしたが、スラブと呼ばれる一枚岩は一見手がかり足がかりは見当たらず、クライミングシューズの摩擦だけで登らなくてはいけない。
まずは岩に慣れるという事でクライミングシューズを履いて1~2mの高さに取りつき、体重移動の基礎的な事を教えていただく。実際にやってみると結構難しく、考えながら足を動かしているとついつい手がおろそかになってしまう。
体がほぐれてきたところでいよいよ登ってみる事に。Rさんが軽やかに登って取りつけたロープで確保してもらいながら登る。Tさんはさすがにうまくて、軽々と登っていく。いざ自分の順番が回って来た時には思わずごくりと唾を飲み込んでしまった。
垂直じゃなくてほっとする
Tっちゃんも上手いなあ
何だかぎこちない私
靴底の摩擦だけで急斜面の岩に立つのは確保してもらっているとは言え勇気がいるもんだ。しっかりとした手がかりも無いので常に微妙なバランスを要求されているような感覚。1ピッチ登った時には緊張のあまり、喉がカラカラになってしまった。
2ピッチ目
緊張する~
懸垂下降の練習
その後も確保の仕方、懸垂下降、肩がらみ懸垂、ボディービレー、など沢でも必要になる技術を教えてもらい、その上、練習の合間にはおやつやコーヒーまでいただいた。Rさん、Tさん、ありがとうございます。
練習はゲレンデが日陰になるほど陽が傾くまでみっちりとやり、自己脱出まで教えてもらって終了。大満足の一日だった。
これでまた新たなきっかけが掴めたようなような気がする。まずは復習して今日の事を忘れないように、そして次につなげて行けるように頑張ろうと思った。まずは体を絞らないとな~・・。
Rさん、Tさん、今日は本当にありがとうございました。