野登山から仙ヶ岳・御所平 鈴鹿南部トレイル 2009.10.31
ススキの御所平
<メンバー>
サークル
<山域>
<コース>
石水渓~坂本~野登山~仙ヶ岳~御所平~臼杵ヶ岳~安楽越~石水渓
サークル記念山行の鈴鹿縦走、今回の受け持ち区間は仙ヶ岳~安楽越。これに野登山を加え、石水渓谷を起点の周回コースを組んで見る。ちょっと距離が長いので安楽越に車をデポし、野登寺までは車で上がる予定だった(という事でランクは初~中級)。
季節もちょうど紅葉のベストタイミングに設定したのだが、参加希望者が集まらない・・。最悪一人で歩くかなあ、と思っていたところへ待望の参加希望者が!2月の御池テント泊でも唯一の会員参加者となったKちゃんだ(ありがとう~)。
結局Kちゃんと二人だけになってしまった。別に二人でもいいのだけど車が1台しかないので、車デポ作戦が使えない。仕方ないので自転車デポ作戦に変更する。
石水渓を安楽越に向かって車を走らせるとキャンプ場の出口辺りでゲートが閉まっているではないか!なんでも落石の為通行止めのようだ。仕方ないのでゲートの前に自転車をデポして車で登山口へ移動。
ひだり京の道しるべからスタート
ひだり京の道しるべからスタートし、茶畑を超え坂本の棚田を眺めながら歩く。こんなに下から歩いた事は無いのだが、なんだかのんびりしていい感じ。
坂本の棚田
集落を過ぎたところから野登寺の参道に入る。由緒あるお寺のようで参道には石仏が安置され、道幅も結構広い。ジグザクの薄暗い道を1時間ほど歩くと車道に合流。車道沿いに野登寺まで歩く。
参道の石仏
けっこうな道幅
野登寺間近の参道
境内ではシロモジがきれいに紅葉していた。例年に比べかなり早いかな。小休止の後、本堂で今日の安全を祈念して、再度出発。
境内のシロモジ
鶏足山野登寺
今日の安全を祈念
今日は先が長いので巨杉見物は無し、一旦電波塔まで上がり忠実に尾根を辿ると再び車道を横切る。仙鶏尾根コースとある道標に従い進んでいくと花崗岩の痩せた尾根のアップダウン、一般登山道としてはかなりの難路になるかなあ。
痩せ尾根のアップダウン
見上げる仙ヶ岳の紅葉
こんな場所も
下りが苦手なKちゃんは悪戦苦闘だったようだが、何とか正午までに仙ノ石に到着。写真を撮った後、仙ヶ岳(西峰)まで進み昼食とする。今日は天気が良いせいか、仙ヶ岳頂上付近はたくさんの人でにぎわっている。仙ヶ岳からは御在所、鎌、雨乞の大パノラマが広がっている。
仙ノ石到着
仙ヶ岳
御在所、鎌、雨乞が一望
ちょっとお昼ご飯でのんびりしてしまったので、急いで御所平に向かう。白谷の右岸尾根を下る事になるのだが、ちょうど源頭部の紅葉が見ごろを迎えている。赤と黄色と緑のモザイクのような2次林特有の紅葉がなんともいえないいい味を出している。やっぱり鈴鹿はいいなあ、と改めて思う。
紅葉も今が盛り
御所平に向かって
白谷の紅葉1
白谷の紅葉2
南尾根
一旦、御所谷まで下り再び登り返すとススキの緩やかな稜線の上にでた。御所平だ。ちょうど出てきた風がススキをなびかせてとてもいい感じ。Kちゃんにはモデル代わりに先に歩いてもらう。
最後にひと登り
ススキの御所平
御所平の標識が取り付けられているピークで小休止。振り向くとさっきまでいた仙ヶ岳が遠くに見える。結構歩いてきたなあ。P832を過ぎ、次のピークで直角に左へ曲がる。暗い植林の中を下っていくと小太郎谷の源頭部に到着。ちょっと時間が気になってきた。
仙ヶ岳があんなに遠く
御所平を振り返る
小太郎谷源頭
小太郎谷から先は展望の無い植林の尾根を歩くのだが、踏み跡は一気に薄くなる。尾根が分岐している箇所もあり、なんとも心もとない。時間もギリギリなので道迷いのロスは許されない。コンパスと地形図を頼りに歩いていく。
御所平から2時間弱、歩き通しで臼杵ヶ岳に到着(15:40)。ここまで来れば明るいうちに安楽越につけるめどがついたのでホッとする。木の枝に今、一部で話題のプレートが取り付けられている。
臼杵ヶ岳到着
新名神がずいぶんと近づいているのでゴールが近い事がわかる。急に前が開けてベンチが現れると東海自然歩道に合流。ずいぶんと整備された道を歩いて、16:30ようやく安楽越に到着。ヘッデンのお世話にならずにホッと一安心。
安楽越
安楽越から車道をゲートまで約1時間。途中ですっかり日が暮れてしまったが、道には落石の跡も無く、十分に車が通行できる状態だ。何故、ゲートを閉じているのか不審に思ってしまう。
っちり閉じられたゲート
自転車で車を回収し終えたのは18時前だった。ほぼ10時間のロングコースでたっぷり鈴鹿の秋を満喫する事ができた。Kちゃん、中~上級になってしまったけどこれに懲りずにまた参加してね。
今回のコース(クリックで拡大)