北アルプス氷河公園 秋晴れ槍穂見物① 2009.10.10
大混雑の横尾
<メンバー>
サークル
<山域>
<コース：1日目>
平湯～上高地～明神～徳沢～横尾～槍沢ロッジ～ババ平(泊）
そういえば今年の夏は沢ばかりだったな～と、去りゆく夏を回想していたらあっという間に紅葉シーズンになってしまった。紅葉も沢メインのつもりだったが、たまにはメジャーな北アルプスもいいなあと思い、サークルの企画に乗っかる事にした。
今回は小屋泊りの計画だったが、経済的な理由と自分の歩く力がどの程度なのか試したくて一人テント泊で参加する事に。わがままを聞き入れてくれたリーダーに感謝。
金曜の夜の飲み会をノンアルコールで凌ぎ、二次会の誘いを振り切って東海北陸道を北へ向かう。ひるがのＳＡでは日付が変わるのを待つドライバーで混雑していたが、8割は山の格好をしていた。
安房トンネル入口の駐車スペースで仮眠をとり、早朝アカンダナＰへ移動。着いた時にはスペースの９割ほど埋まっていてびっくり。濃飛バスで上高地へ移動。
安房トンネル入口の駐車スペースで仮眠をとり、早朝アカンダナＰへ移動。着いた時にはスペースの９割ほど埋まっていてびっくり。濃飛バスで上高地へ移動。
バスに揺られる事小一時間で上高地に到着。ビジターセンターの前はたくさんの登山客でにぎわっていた。天気も上々で皆これから始まる山行への期待が膨らむ、なんだかワクワク。河童橋から穂高を眺めるお約束も済んで本当のスタート。
霞の上がる梓川
大賑わいの河童橋
穂高を眺めながら
梓川沿いの道は多くの登山者であふれていて、殆ど行列のようにゾロゾロと歩く。小一時間歩き、ワイワイガヤガヤの声が聞こえると明神だ。
青空がいい感じ
明神で最初の小休止の後、またゾロゾロと歩いていく。高揚する気分を抑え、極力のんびり歩いて行くが、これだけの人数だと、「今日のテン場はいっぱいにならないだろうか」など、いらないことを考えてしまう。まあ、大半は涸沢へ行くのだろうが。明神から１時間で徳沢へ到着。
徳沢
徳沢でも小休止し、今度は横尾へ向かう。いい加減飽きてきた頃に横尾に到着。時間的にもちょうどいいのでたくさんの人が昼食を取っており、橋の袂のベンチになかなか座れなかった。見ればトイレには長蛇の列ができており、少々ウンザリ（自分たちのそのうちの一人なのだが）。
横尾 トイレの行列・・
横尾大橋
今日の予定は槍沢泊り。時間的にも余裕があるので、空いたベンチに素早く座り、昼食にする。登山者の動向を観察していると９５％が横尾大橋を渡り涸沢へ向かうようで内心ほっとする。
横尾から先は道も急に登山道らしくなり、人もグッと少なくなる。川は先日の台風で増水しているのか轟々と音を立てている。今まで気づかなかったが回りの木々もほんのりと紅葉している。
ほんのりと紅葉
晴れているはずなのに
槍沢ロッジに着くと雨が降ってきた・・。本来であれば小屋泊りのメンバーとロッジで夕食を取るつもりだったのだが、ロッジとババ平は時間にして３０分、高低差２００ｍある。雨の中の移動も気が進まないので今夜の夕食はテントで一人で食べる事にする。
ババ平には１４時ぐらいに到着したが、テン場はほぼ満員で驚いた。やっぱり三連休だなあ。何とか平坦地を見つけテントを張り、槍沢ロッジで仕入れてきたビールを飲んで昼寝。やっとのんびりできるなあ。
雨は降ったりやんだりで少し気が滅入ってきた。テントの外に出る気にもならず、ゴロゴロと時間をつぶす。文庫本を忘れたのが痛かった。５時半を過ぎてようやく薄暗くなってきたので夕食の準備。みんなと食べる賑やかな夕食にはありつけなかったが、これはこれで楽しいもんだ。
お腹がいっぱいになった後はウイスキーのお湯割りをなめながら雑音混じりのラジオに耳を傾けていたら、いつの間にか眠ってしまった。
