足元に気をつけて
<メンバー>
山仲間
<山域>
台高
<コース>
万才橋~木屋谷川~ボンサイ平~明神平~桧塚奥峰~マナコ谷P
せっかくのBやん一時帰国祝いの沢計画であったが、さすがのBやんも海外での激務+ブランクには勝てなかったようで2日目は重度の筋肉痛のためリタイアの申し出。まあ、療養中の身に無理はいけないので2日目から合流のYさんとバトンタッチの形になる。Bやんと別れを惜しみつつ、今日も3人でスタート地点である万才橋へと向かう。
木屋谷川は沢そのものは比較的容易な沢だが、遡行終了後の美しいぶな林と気持ちのいい高原歩きをセットにする事でとても魅力的なコースになる。マナコ谷の空き地に車を停め、万才橋まで歩く。
万才橋から入渓
万才橋には奈良ナンバーの車が一台。今日の谷は水量豊富(それでも平水より20cmほど低い)で、昨日は一匹もみなかったカエルがここにはうようよ。Yさんがさっそく見つけて掴み上げる(私はようしません・・)
タイガース模様?
登れる小滝が多い
3条5m
これは巻きかな
ここは水が豊富だねえ
軽快に進む
現れる小滝はどれも簡単に越える事ができ、快調そのもの。それでも大きい釜では無理やり泳ぎを交えるシーンも。やっぱり沢は泳いでナンボだ。
やっぱり泳いでナンボ!
滑も美しい
この辺は余裕
やがて、この谷最大の12m直瀑が現れる。ずっと平流続きだったので少し驚かされる。左のルンゼにトラロープが設置されており、そこから簡単に巻けた。
12m直瀑
巻きの途中から
チビカエル
途中、太い流木が横たわる釜にやってきた。二人は私に渡れ、渡れと囃したてるので、何とか丸太の上を歩いたら上手くいってしまった。まさか渡るとは思っていなかった二人も後に続くがYさんはツルッと滑ってあわやドボン。
丸太渡り
気をつけてね
何とか乗れた
アレッ?
狭い廊下にかかるCS3m滝を超え、奥山谷を右に分けると水量もぐっと少なくなり源流の雰囲気。今日は欲張りなEちゃんの希望で奥山谷経由で明神平に上がらず、本流を詰めて国見岳へと向かう。
源流の雰囲気
右から鉄砲谷の美しい滝が流れ込む場所でルートを確認、次に左から入り込む谷を詰めてボンサイ平付近に上がるつもりだが、水量が少ないせいで目指す谷なのか単なる涸れ谷なのか判別しない。仕方がないのですぐに尾根に逃げ、急斜面を登っていくと気持ちのいいぶな林が現れ、ボンサイ平にドンピシャで出てしまった。
鉄砲谷の滝
ぶなの尾根に攀じ上がる
ボンサイ平
ここまでの登りでずいぶんと足を使ってしまった。正直、国見岳に登るのは勘弁だったので、山腹をトラバースして水無山との鞍部に向かう。しかし、このトラバースが曲者で獣道程度の踏み跡位あると思ったが、そんなものは全くなし。シダの斜面に足を滑らせ、ヒイヒイいいながらようやく鞍部へ。やはり少々のアップダウンがあっても登山道を歩くのが一番の近道である事を改めて思う。
水無し山から明神平へ。明神平では数張りのテントがあり、ハイカーが思い思いの午後を過ごしていた。のんびりでいいなあ。
明神平
あしび山荘
明神平から明神岳へ登り返し、左へ折れてぶなのプロムナードを歩く。空はいつの間にか曇って来て、せっかくのぶなの森も少々くすんで見えるが、涼しい風に吹かれながらサクサクと森の中を歩くのは気持ちいい。そういえば最近、こういう歩きは無かったなあ。
ぶなのプロムナード
桧塚奥峰への分岐に来た時にはガスが降りてきたようで、辺りはすっかり幽玄の世界。桧塚奥峰の頂上では辺り一面真っ白で展望を楽しむことはできなかったが、お茶を沸かし、Yさん差し入れのケーキでまったり。谷中ではセカセカする事が多かったのでなんだかとてもまったりしてしまった。
ガスが出てきた
檜塚奥峰
幽玄の世界?
帰りはこれまたEちゃんのリクエストで千秋峰からマナコ谷へ下りる。草原の尾根を歩いているうちは良かったが、植林の中に入ったところで道を見失う・・。なんだか林道のような軽自動車ぐらいなら走れそうな水平道がいくつも付いており、その中の一つに迷い込んだようだ。何回か行きつ戻りつした後、ようやく登山道を見つけ、つづら折りの道を下るとマナコ谷の登山口に到着。
千秋峰を下る
植林の中をジグザク
結局、車に戻ったのは17:30過ぎ・・。日没まであと少しというところだった。あぶないあぶない。今日も楽しい遡行とハイキングだったが、どうも行動時間が7時間を超えると右膝に違和感が出るようになってきた。ちょっと酷使しすぎかなあ。
帰りは飯高道の駅のお風呂につかって解散、明日も休みだと思うと気分も違うなあ。毎度のEちゃん、遠路はるばるのYさん、そして2日目はちょっと残念だったBやん、また行こうね。
帰りは飯高道の駅のお風呂につかって解散、明日も休みだと思うと気分も違うなあ。毎度のEちゃん、遠路はるばるのYさん、そして2日目はちょっと残念だったBやん、また行こうね。