綿向山から御在所 鈴鹿横断縦走① 2009.05.10
清水の頭からの眺め
<メンバー>
サークル
<山域>
<コース>
綿向山5合目小屋~綿向山~イハイガ~大峠~清水の頭~雨乞岳~東雨乞岳~三人山~沢谷峠~(群界尾根)~御在所~中道登山口
前夜、湯の山温泉に車をデポして西明寺に向かったのが19:00頃、昼間は仕事だったメンバーもいて、予定を随分とオーバーしてしまった。おまけに鈴鹿スカイラインが通行止めのせいで、滋賀県側に回るのも一苦労。結局西明寺についたのは20:30を回ってしまった。
今日の宿泊地は5合目小屋。整備された登山道とは言いながら闇下は極力避けたいので水木林道を車で上がる。竜王山登山口を少し進んだ地点にゲートがあり、車はそこまで。出発準備をしていると21:00になる。最後のメンバーは22時頃、一人で追いかけてくる事になっていたが、林道の闇のあまりの深さに、これは一人では無理だろうという事になり、待つことに。結局21:45スタート。
しばらく歩くと林道が二股に別れている広場にでる。前はここまで車で入れたんだけどなあ。右手に行けば表道に合流するが、左手から進む。しばらく歩くと北参道の道標があり、鹿よけゲートをくぐって登山道に入る。真っ暗な植林帯をヘッデンを頼りに歩くが、仲間がいると心強い。徐々に高度を上げ、日野町の夜景が見えてくると五合目小屋のシルエットが浮かび上がってくる。
小屋は5~6年前に建て替えられ、とてもきれいになっている。テーブルを土間に下ろし板の間にマットを広げる。定員が気になったが6名までなら楽に寝られるようだ(それ以上は土間を利用)。勝等は23時15分。みんな仕事の疲れかあっという間に眠ってしまった。
5合目小屋の定員は6名
翌朝は5時少し前に鳥の声に起こされる。まあ、予定通り。簡単に朝食を済ませ5:30に出発する。行者コバから夏道をたどり綿向山頂上まで。植林帯が終わると気持ちのいいぶなの森が広がっている。
まだ涼しいうちに出発
行者コバ
綿向山西面はいい感じのぶなの森
頂上直下の階段を登り切ると東側の展望が一気に広がる。太陽は当面の目標である雨乞岳の向こうにもうすっかり昇り切っていた。雲ひとつない青空。今日は暑くなりそうだ。
綿向山頂上へ
雨乞岳と朝日
頂上で少し休憩した後、いよいよ縦走のスタートだ。ここからイハイガまでは下り基調のゆったりしたコース。竜王山への分岐にある「幸せになれるぶな」では皆潜って幸せ祈願。もうすでに幸せいっぱいのTちゃん、Z君も一緒にくぐる。(やってくれるねえ)
さあ出発
幸せのぶなをくぐるC君
登山道の注意書きには笹で道迷いしやすいと書いてあるが、今は昔・・。芝生のように短くなった笹の尾根はとても快適だ。シカが付けたのであろう踏み跡をたどる。
気持のいい尾根
鹿の付けた道を歩く
笹原から新緑の2次林帯に入るとすぐにイガイガ岳。ここは激ヒル地帯なのだが今日はまだ涼しくて奴らもおとなしくしているようだ。振り返ると綿向山がもう小さくなっていた。
最初は新緑のトンネル
イハイガ
綿向山を振り返る
イハイガから大峠までは一気の下り。南面のガレを見ながら慎重に下って行く。急斜面は滑りやすく、思ったより手間取ってしまう。谷を登って来る新緑とイワカガミに癒されながら慎重に歩く。
イガイガ南面のガレ
新緑とガレ谷
イワカガミも花盛り
大峠からは一転して急登だ。満開のシャクナゲのトンネルを進んでいく。そういえば聞こえはいいが、枝を縦横無尽にはりまぐらせるシャクナゲは厄介でまるでジャングルの中を進んでいくようだ。ザックがひっかかりうっとおしい事この上ない。
続いてシャクナゲのトンネル
こちらも満開
きれいなピンク
綿向山を振り返る2
ジャングルのようなシャクナゲ
続いて2次林へ
展望が開けた
出発して4時間で清水の頭へ到着。おもったより時間がかかってしまった。気温はかなり高くなり全員のバテが心配になってくる。予定距離の1/3を消化した時点で、水の消費も1/3に。イブネで行われる予定のヤブコギオフに寄り道するのも怪しくなってきた。でも考えてもしょうがない。まずは歩こう。ここから雨乞岳までは今回コースの一番の見せ場でもあるのだから。
清水の頭へ到着
さあ、雨乞岳を目指して
つづく↓