晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御池岳 御池杣人さんを偲んで 2008.11.30

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風池


<メンバー>

山仲間

 

<山域>

 

<コース>
コグルミ谷~カタクリ峠~風池~丸山~カタクリ峠~コグルミ谷


 今日は9月に亡くなられた御池杣人氏ことK先生の追悼山行です。先生が愛して止まなかった御池岳へご家族の方、山の仲間みんなで登り、先生が見つけ、そして大好きだった風池で先生を偲ぶのです。

 

 ですが、とんでも無い事に寝坊してしまいました。コグルミ谷の登山口へはほぼ30分遅れで到着、急いでみんなの後を追います。

 

 息を切らして急坂を登ります。体が温まっていないせいか体が重く感じます。やっぱりやせないといけないかな~、20分ほど歩き、タテ谷分岐を少し越えたところでパーティーの最後尾に追いつきました。パーティーの先頭はすでに長命水についているとの事。先を見ると大勢の人が長命水で休んでいました。その数40人位!。

 

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長命水でやっと追いつく

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杣人氏を慕って集まった人たち(約40人)

 

 合流できてホッとしたところで出発です。まずはコグルミ谷の中にある、先生の好きな岩にお参りです。先生は生前、「この岩が墓石代わりだ」と言っておられたそうです。岩の周りで黙祷を捧げます。

 

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木々はすっかり葉を落としている

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黙祷

 

 次の目標は風池です。カタクリ峠まで来ると風が一気に強くなり、急に寒く感じます。登山道を9合目まで歩き、そのまま風池に向かいます。あたりはすっかりガスの中です。

 

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頂上台地はガスの中


 風池ではその名の通り風がビュービュー吹いていました。ガスも濃く、幻想的な風景です。ここでみんなで追悼の歌を歌います。歌は風にちなんで「あなたの心に」という中山千夏さんの歌ですが、残念ながら知らない歌でした(一応まだ30代)。

 

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風池が見えてきた
 
 歌の後は先生と風池を囲んでお昼御飯です。風が強く、寒かったのですが、なんとか風のない場所で暖かいラーメンをすすります。しかし、こうやって先生を偲んでこれだけの人が集まった事を考えるとなんだか暖かくなってきます。

 

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杣人さんを囲んでお昼御飯です

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風池


 お昼御飯を食べ終わると体がどんどん冷えてくるので、早々に撤収です。ここで合流予定のbiwacoさんは間に合わなかったな~。丸山では小さな霧氷が咲き始めていました。

 

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小さな霧氷が咲く

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さあ帰りましょう

 

 途中少し雪にに降られましたが、それほどの大崩れも無く、無事コグルミ谷登山口に下山できました。帰りに少しだけ御池庵に寄せてもらい暖かいお茶をいただきました。

 

 今日一日、みなさんとご一緒させていただき、やっぱり山と山が好きな人たちはいいもんだな~と改めて思いました。ありがとうございました。