御在所 鈴鹿紅葉初め 2008.10.25
ロープウェイを見上げる
<メンバー>
単独
<山域>
<コース>
北国や高い山からの便りでは今年の紅葉は10年に一度の見事さらしい。山を始めてまだ10年にもなっていないが、今年の紅葉が見事なのは先週の白山やその前の空木岳で何となくわかるような気がする。じゃあ、鈴鹿の紅葉もきっと見事だろうと、御在所ロープウェイのＨＰをチェックしたりしていると週末になってしまった。
行先はどこにしようか考えたが、やっぱり御在所の紅葉は捨て難い。3年連続でいささかマンネリ気味かもしれないが本谷から御在所に登る事にする。天気は生憎の下り坂だがなんとか持つだろう。
朝早くに行くつもりが寝坊をしてしまい、出発は出勤とたいして変わらない時間になってしまった。高速を使い湯の山温泉に到着すると、道路工事の人に鈴鹿スカイラインへ迂回をするように言われてしまう。あれ、通行止めはスカイラインの方じゃなかったけ？
スカイラインは旧料金所で何やら渋滞の様子。湯の山温泉へ行くすべての車を一の谷茶屋跡のどんつきの細い道を通すらしい・・。紅葉目当てのロープウェイのお客も旅館も送迎バスもみんなこのルート。こりゃいつまで待っても通れない判断し、Ｕターンして少し下り、路肩に駐車して出発準備をする。
咲残りのダイモンジソウ
不動滝でお決まりの写真を撮った後、左手から巻いてさらに高度を上げて行く。前回間違って入ってしまった左手からの支流には、正しい道を示す赤い矢印がペンキで書かれている。
前回はここを登ってしまったんだよなー
大黒滝を巻き、溝上の小滝の脇を木の根を掴み登って行くと本谷の上流部に出る。ふと、上を見ると先行者がいる。単独の男性のようだが、ザックも担いでおらず作業服を着ている。作業服のロゴを見るとロープウェイに関係している方らしい。紅葉が見事なポイントでことごとく立ち止まり写真を撮っているので、なんだか写真撮影の順番待ち見たいになってきた。生憎、空は薄曇りで見事な紅葉も中々うまくカメラに写らない。
大黒滝上の溝上の小滝
この辺りから紅葉がきれいになってくる
それでも谷を彩る紅葉は色鮮やかで素晴らしい。カメラに上手く写らないのが残念だ（カメラのせいにしてしまう・・）。大黒岩の登山者の声が聞こえはじめ、ロープウェイの駅舎が見えるといよいよハイライト。谷の両側を覆う紅葉に目をやりながらゆっくりゆっくり登って行く。
噂に違わず今年はいいみたい
大鉄塔
上から見たらどんな風に見えるのかな
詰めは紅葉のハイライト
鉄塔巡視路との分岐を少しだけ直進し、左手から垂れ下がってくるロープを使って尾根によじ登ると大黒岩が目の前にでる。大黒岩では数名の先客がおり、カメラの三脚を構えて晴れ間を待っている人や、少し早いお昼ごはんを食べている人もいる。南斜面が赤く染まって美しい。
岩壁を駆け降りる紅葉
大黒岩とロープウェイ駅
次々と上がってくるゴンドラ
ここでじっとしていても混雑するだけなので早々に退散する。いったん本谷に降り、もう一度鉄塔巡視路を使って山上公園へ向かう。朝陽台あたりの紅葉は見ごろを迎えていたが、スキー場方面は冬の気配が漂っていた。
山上公園の紅葉
こっちはピークを過ぎている
天気が良ければ峠道を使って鎌ヶ岳に行こうかとも考えていたが、この曇天では景色も期待できないだろう。明日も山行の予定があるので中道を使って早々に下山する事に。富士見台から本谷を見下ろすと結構急傾斜なのがよくわかる。
裏道が荒れてしまったので中道は登山者が集中し渋滞している。家族連れや若いカップルも多く、中には大丈夫かな？という軽装の人たちもいる。特に気になったのが時間が遅い時間(昼を過ぎてから）登り始めている人もいて、13時を過ぎても地蔵岩あたりはこれから登る人でいっぱいだった。
中道は登りの人で渋滞中
地蔵岩 なんだか見やすくなった？
オバレイシ
登山者の中にずいぶんと若い人が増えたのはなんだか嬉しい。うちのサークルに入ってくる人はいないかな、なんて考えているとあっという間に登山口についてしまった。鈴鹿スカイラインが車の列がさらに長くなり、車中の人の目が何だか怖くなっている。おもわず駒ヶ岳ロープウェイを思い出してしまった。
※この工事は10月いっぱいで終了し、11月からは通常のルートで湯の山温泉に入れる模様です。
