唐谷川から迷岳 2008沢納め?第一段 2008.09.27
三の滝
<メンバー>
山仲間
大きな釜をもった小滝
泳ぐのには寒いな
気持のいい小滝
直登できるので楽しい
癒し渓~
寝不足と長距離運転で動きが鈍かった体もようやくエンジンがかかってきた。順調に登りをこなすと一の滝が現れる。立派な滝だ。だが、みとれてばかりはいられない。さっそく巻き道を探す。ここは左側のザレを戻り気味に登り、登山道まで巻いてしまう。登山道をしばらく歩いて再び流れが見え始めたら斜面を下り、谷に降りる。一の滝の上は明るく開け、日が差し込んで暖かい。
日が差してきた
いったん流れは平凡となり、黙々と遡行を続ける。高度計を見るとまだ500mにも達していない。迷岳の頂上は1300mあまりなので後800mも登るのかと思うと少々げんなりする。(まだ始まったばかりなのだが・・)やがて現れた10m滝を右から巻きさらに10m、12mと続けて巻く。二の滝らしい一枚岩を流れる幅広滝が素晴らしい。
ん、滝?
ちょいと近くまで
さぶ~
三の滝を見上げる
三の滝も左から大きく巻いていったん登山道まで上がる。ここから上はぐっと穏やかになって行く分退屈な感じ。迷い岳まではまだまだ高低差があるが登山道と谷が交差するところでお昼御飯休憩にする。
小滝群を超え、6mのちょっとした滝を巻くと水も涸れ、ガレた沢になってくる。二股を右へ右へ進む。遡行の面白さが失われていくのと同じくらいのペースで登りの辛さが増えてくる。960mの二股辺りで谷を歩くのをやめ、傾斜が緩そうな場所を稜線めがけて登ることにする。
途中、獣道やソマ道のようなものを拾って高度を稼いでいくがしんどいのなんの・・。この夏は沢ばっかりやっていたのでこんな登りでは体が重く感じて(実際に重いのだが)仕方がない。エッチラオッチラ標高を200m程稼ぐとようやく稜線の登山道に出た。辺りは立派なぶなの森になっておりとても雰囲気がいい。ただ、稜線がはっきりせず縦走路と言いながら何とも分かりにくい。これが迷岳の所以か?テープに導かれようやく頂上に到着。
頂上からは気持のいい疎林を急降下しやがて植林帯に入る。この辺りの植林はきっちり整備されているようできれいに間伐されており、明るく快適に歩く事が出来る。
樹林の回廊を下る
延々と植林の斜面を
車に戻ったのが17時半。なんとか日没には間に合った。あとはスメールで汗を流し、駐車地にテントを張って夕食の準備。たき火はできなかったが、みんなで力を合わせて作ったカレーをうまいうまいとほおばりながら、やっぱり沢はいいねーと今日の遡行を振り返る。