晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

石谷川 二転三転さあ大変 2008.08.24

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踏ん張りどころ!

 

<メンバー>
サークル

 

<山域>

 

<コース>
石谷川-堰堤(遡行終了)

 

 8月10日の愛知川が楽しかったので、再度サークルの仲間と出かけようと企てた。今回は参加希望者が多く、なんと10名!。天気は何とか大丈夫そうだが前日まで雨が降っていたので、増水だと手も足も出なくなる本流遡行はパス。初心者でも手頃な元越谷に計画変更した。

 

 集合場所である湯の山駅に向かうと何と「鈴鹿スカイライン通行止め」の文字が、雨はすっかり上がっているのに昨夜の雨で通行止めにしたようだ・・。登山口へは武平峠を越えなければいけない・・。
 
 いろいろ悩んだが、滋賀県側なら大丈夫かも?という事で、はるばる鈴鹿峠を越え大河原まで行ったが、やっぱりというかなんというかここも通行止め・・。三重県側に比べ完全なバリケードでは無いので、強行突破も考えたがやはりここは大人の対応で引き返す事に。最後の手段として7月にも行った石谷川を今回もコースとした。(結果論だが、滋賀側はそれほど降っていなかった様子、愛知川に行けばよかった・・判断ミスが悔やまれます。)

 

 結局、石谷川の林道で準備を終えたのは湯の山温泉駅をたってから2時間半が経過した11時。でも悔やんでも仕方がないので楽しく行きますか!。最初は恒例のレポート当番を決めるじゃんけん。10人もいるとなかなか決まらない。

 

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恒例のじゃんけん

 
 堰堤から河原に下りて歩きはじめる。水は濁っていないので心配はなさそうだが、なんだか水量が多いな~と思っていたら、前回よりは30cm程は高く、沢の様相は一変していた。最初の滑でいきなりの泳ぎ。

 

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水位はどうかな?

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多い~ いきなり泳ぎ

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そのぶん、滑も見事

 
 続く頂礼井戸の滝も大迫力。いつもは釜で泳ぐBやんも今回は眺めているだけ。当然巻く事になる。(いつか登ってみたい!)

 

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頂礼井戸の滝も迫力

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当然巻きます


 天気は曇りがちだが、水温はそれほど低くは無く、濡れても全然大丈夫。Bやんはここ一か月余りでさらに積み上げた経験値を存分に発揮し、積極的に直登、へつりに挑戦している。

 

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積極的に攻めるBやん

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こんなの軽いよ

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Bやん、なんだか面白いよ

 

 沢がひさしぶりのメンバー、今回2回目のメンバーも濡れる事、泳ぐ事に慣れ、みんな積極的になってきた。メンバーの楽しそうな顔を見るとなんだかほっとする。

 

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普段なんでもないところも楽しい

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でも水は澄んでいます

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水量もなんのその!

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じゃあ私も!

 

 途中で現れる7m滝も轟音をあげている。ここは全員確実に左のテラスを巻く。ちょっとした岩間も水があふれんばかりに流れていてとても楽しい。みんな実力に応じて、水流の中に突っ込んだり、岩によじ登ったりしている。

 

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左側を巻き

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楽しいね

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水流が~

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あえて直登

 
 やがて、ハイライトの一つである七つの釜が現れた。泳ぎの得意なZ君、Eちゃん、Bやんがすかさず取り付いていく。どうせ巻く事になるのだが、私も写真を撮りがてら2段目まで覗きに行く。

 

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七つ釜もすごい勢い

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2段目の様子

 

 Bやんがなかなか戻ってこないので、痺れをきらしたほかのメンバーも果敢に泳いで取り付いて行く。あまり泳ぐと後で寒くなるよ~。

 

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みんな果敢に泳いで行きます

 

 やがて、滝の向こうから「ヤッター」の声。ん、もしかして突破しちゃったの?Zクン、Eちゃんが後に続いているようだ。

 

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え、登っちゃったの?

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突破しちゃいました(気を付けてね)

 
 Bやんが、右側の凹部クラックを利用して突破し、ロープを固定してあとの二人が続いたようだ。私も挑戦したかったが、他のメンバーを引きつれ左から巻く。

 

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七つ釜、上から

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七つ釜、上から②

 
 七つ釜を通過した時点で14時近くになっていたので、ここで遅いお昼御飯。ここで担いできたスイカを割ってみんなで食べる。(愛知川でやりたかったな~)

 

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デザートのスイカ

 

 結構いい時間になったので堰堤が現れたところで遡行終了。いろいろあったけど、みんな楽しめたようで一安心・・・。

 

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今日はここで終了

 

 あとは林道をテクテク歩いて車まで。御苦労さまでした。ズボンを脱いだらタイツの上をヒルが這っていたが、被害はなし。雨上がりでこの湿度だとやはり現れるようだ。ほかにも目撃例は多数あったが、吸血被害は無し。

 

 今回はいろいろ悩んで入渓前に2時間もさまよってしまった。もう少し、天候、道路事情の情報を押さえておかないと中々難しいなーと感じてしまった。
 参加していただいた皆さん、お疲れ様でした。これにもめげず、また参加してくださいね。