晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

木曽駒ヶ岳 水入らず避暑山行② 2008.08.13-14

f:id:ikuyayuuki:20201128130329j:plain

お約束?(宝剣岳山頂にて)


<メンバー>

夫婦

 

<山域>

 

<コース>
<コース:1日目>
木曽駒ヶ岳ロープウェイ~千畳敷カール~浄土乗越~木曽頂上山荘(テント)~木曽駒ヶ岳~宝剣岳~テン場(泊)
 

 前回の記録

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 木曽駒ヶ岳山頂の景色を堪能したら次は宝剣岳だ。再び浄土乗越しを目指すが、今回は中岳には登らず、巻き道を使う事にする。山腹の岩場をトラバースする形になるのだが、それほど怖い場所はなく、楽に通行できる。足元に目をやると名残のコマクサが咲いている。三の沢方面の展望が素晴らしい。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130256j:plain

名残のコマクサ

f:id:ikuyayuuki:20201128130300j:plain

宝剣、三の沢、そして空木

f:id:ikuyayuuki:20201128130304j:plain

トウヤクリンドウ

f:id:ikuyayuuki:20201128130308j:plain

昨日の雨に濡れるイワツメクサ

 

 浄土乗越はまだまだ沢山の人で賑わっている。山荘の裏を通り宝剣岳を目指す。高度差はそれほどないのだが、ちょっと厳しい目の岩場になっており、鎖場では渋滞になっていた。Uちゃんもビビりまくりで思い切り岩にへばりついている。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130312j:plain

宝剣をバックに

f:id:ikuyayuuki:20201128130316j:plain

やっぱり頂上に?

f:id:ikuyayuuki:20201128130320j:plain

岩場

 

 鎖場の渋滞を何とかやり過ごし狭い頂上部へ来ると、みんながひとつの方向を向いて歓声を上げている。何かなと思って見てみると頂上の狭い岩の上に順番によじ登っているのだ。結構な高度感があり、見ているだけでお尻のあたりがむずむずする。前にいた若いお兄さんがよじ登り歓声を受けていた。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130324j:plain

頂上にて①

f:id:ikuyayuuki:20201128130329j:plain

頂上にて②

 

 こうなったら私もいいところを見せないといけないと思い挑戦。落ち着けば何てことの無い登りだが、みんなに見られていると思うと緊張する。やっとの思いで岩の上に立ち上がるといい眺めだが、正直怖かった。(写真で見たらなんだか腰が引けてるな~)

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130337j:plain

私もつい・・

f:id:ikuyayuuki:20201128130333j:plain

上からの眺め

f:id:ikuyayuuki:20201128130341j:plain

稜線

f:id:ikuyayuuki:20201128130345j:plain

中岳と木曾駒ヶ岳

 

 宝剣岳でお約束のポーズをとったら後はどうしようかという事になったが、三の沢までは時間がかかりそう。お腹が空いて来たので別荘に戻りランチタイムにする。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130356j:plain

別荘地に戻ってきました

 

 今回はのんびり滞在が目的だったので、重さに関係無く食材を担いで上がってきた。フライパンで、昨晩セールで安売りしていた和牛焼肉と香草入りウインナーを焼き、雪渓で冷やしたビールで乾杯。ああ贅沢なひと時。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130353j:plain

焼肉と

f:id:ikuyayuuki:20201128130401j:plain

ウインナーで

f:id:ikuyayuuki:20201128130349j:plain

カンパーイ

 

 昨晩の寝不足のせいかそれとも高度のせいか350缶一本ですっかりいい気分になってしまった。適当な岩の上で横になっているといつの間にかウトウト・・・。いつの間にか写真に撮られてしまった。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130405j:plain

酔っ払ってしまった(腹が出てる・・)

f:id:ikuyayuuki:20201128130409j:plain

ここにも酔っ払いが

 

 まだ時間は13時を過ぎたところ。これから寝るまで何もやる事がない。普段時間に追われて暮らしている事を思えば、退屈を通り過ぎてなんだかとても贅沢な気分になる。転寝をしているといつの間にか空には大きな雲が沸き上がっていた。

 

f:id:ikuyayuuki:20201128130413j:plain

午後の雲が沸く

 

つづく↓