晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

木曽駒ヶ岳 水入らず避暑山行① 2008.08.13-14

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千畳敷カール

 

<メンバー>
夫婦

 

<山域>

 

<コース>
◎1日目
木曽駒ヶ岳ロープウェイ~千畳敷カール~浄土乗越~木曽頂上山荘(テント)~木曽駒ヶ岳~宝剣岳~テン場(泊)
 
 さてお盆休み。7月、8月は雨が少なかったせいもあって、妻(Uちゃん)を置いて少しばかり遊び過ぎてしまった・・。ここは精いっぱい家族サービスをしなければと思ったが、直前まで何の計画も立てていなかった。温泉旅館が空いているわけでも無し、どこも混んでいるし・・。という事で、避暑地の別荘で夫婦水入らずのんびりというプランに決定。
 
 最初は北アルプスの別荘で2泊ぐらいしようと思っていたのだが、天気予報が直前になって悪くなったので、急きょ予定を変更し、中央アルプスの別荘へ向かう。ここはロープウェイが利用できてアクセスが簡単なのである。

 

 12日の夜、仕事から帰り荷造りしてそのまま出発。駒ヶ根の近くのバス亭で始発バスを待つまでしばし仮眠。朝、5時過ぎの始発バスになんとか乗り込む。バスには補助席を使ってなんとか座った。よく考えると一番ロープウェイに近いバス亭でバスを待っていたのが失敗だった。ウネウネを曲がりくねった道を30分近く走ってようやくロープウェイ駅に。ここでも既に人がいっぱい。

 

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ロープウェイは早くも人でいっぱい

  
 ロープウェイはあっという間に標高2600mまで運んでくれるので楽チン。乗客はほとんどお盆の観光客のようで、山装備の人は少ない(いても我々のような泊装備の人はほとんどいない)。駅を降りるといきなり目の前にバーンと広がる広大なカールとそそり立つ山肌。ポスターなどでよく見る景色だが、やっぱり生で見るのはいい。看板の前で早速記念撮影。

 

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千畳敷カール かっこいい

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もうすでにたくさんの人が歩いている

 

 別荘は木曽駒ヶ岳の麓にあるので、まずはこの千畳敷カールを登らなければいけない。整備された登山道をお花畑を眺めながら歩く。チングルマはすでに綿毛になっていたが、シナノキンバイなどに黄色い花はまだたくさん残っていた。周りは子供連れ、ジーパンにサンダル履きな人もいて、なんとも賑やかな登山道。みんなとりあえず浄土乗越までは行くようだ。

 

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緑がいっぱい

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チングルマはもう綿毛になってました

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軽装の人が多い(山の格好の人が少ない)

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まだまだお花畑はきれいでした

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お花畑をバックに

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ハクサンイチゲ

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カールを見下ろす

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坂がきついな~

 

 寝不足に久々の泊装備なのでゆっくりゆっくり登る。登り始めてから1時間と少しで浄土乗越に到着。ここからはバーンと展望が広がる。宝剣岳のてっぺんにはなんだか人が立っているようだ。

 

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やっと乗越

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剣岳・・ん、頂上に何か

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三の沢岳

 

 ここから別荘のある木曽駒ヶ岳の麓までほんの少しなのだが、いったん小高い山を越えなければいけない。ちょうど青空も広がり、なんだかとてもいい気分。

 

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中岳への登り

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伊那前岳と宝剣岳

 

 中岳から北を見下ろせば別荘地が見えた。山荘の脇にある鞍部が我が家の別荘地だ。まだ時間も早いので空地がほとんど、好きな場所に設営できる。なるべく凸凹の少ない場所を選んで設営する。(この別荘は自分で建てなければいけない)

 

 近くにはわずかながら雪渓も残っているのでビールを冷やすのにちょうどよい。設営が終わったら、合羽とおやつと水だけもって木曾駒ヶ岳の山頂を目指す。

 

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木曽駒ヶ岳と頂上山荘

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ヨツバシオガマ

 

 別荘地から15分ほどで山頂についてしまった。南には宝剣と三の沢の向こうに空木岳が見える。木曾方面は青空が広がり、雲は眼下に浮かんでいる。いいなー。頂上の社にお参りし、のんびりと景色を眺め、おやつのパンを食べる。

 

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宝剣と三の沢と向こうの山々

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雲がきれい

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頂上の社

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頂上からの眺め

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やっぱり高い山はいいな~

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おやつのパンの袋がパンパン

 

 ここまでは家族連れや山登りで無い人もやってくるようで、家族連れにシャッターを押すのを頼まれた。じゃあ、という事で、われわれもツーショットの写真を撮ってもらう。(横に膨れて見えるのは広角レンズのせいです・・)

 

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二人で記念撮影

 

 次は夕陽の時に来てみようと話をし、続いて宝剣岳を目指す。ほぼ空荷なので体も軽い。帰り際に山小屋でビールを買ってこよう。もう一度中岳に登るのはパスして巻き道を使い、浄土乗越を目指す。

 

つづく↓