晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

大峰で沢トレの巻き 2008.07.19-20

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特訓!


<メンバー>

山仲間

 

<山域>
大峰

 

<コース>
1日目:白子谷下流
2日目:神童子川入口周辺



 海の日を挟んだ3連休はどこも暑くなりそうな天気。ちょっと涼しい高い山にでも遠征しようかと思ったが、妻が富士山でこけた足がまだ痛むというので断念。じゃあ、関西方面に足を伸ばし、大峰で沢トレに参加してきました。

 

 場所は川迫川、神童子川周辺。初日は生徒だけで軽く足慣らし。白子谷へ出かけました。ここは100m続く滑滝が見どころだというのですが・・。

 

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川迫川は晴天


 大川口から道路を歩いて出合を探します。20分ほどで小滝があるとのことですが、なかなか見つけられません。少し歩くとちゃんとありましたが、近いはずと思い込んでいたのがいけなかったようです。
気を取り直して遡行開始。

 

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白子谷出合、ようやく見つけました

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割と小ぶりの谷だねえ


 小さい谷ですが、磨かれた花崗岩の美しい谷です。ちょっと大きい滝はツルツルで手が出ませんので、がんばって巻きます。

 

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それでも立派な滝が

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がんばってよじ登ります


 流れそのものは緩やかなので滑滝らしいのは現れますが、100mという代物は一向に現れません。そのうち伏流になってきて渓相もさえなくなって来たので引き返す事に。あとで遡行図を見ても知らずに通過したのか到達したのかわからずじまい・・まあいいでしょう。

 

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100mの滑は何処に?

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最後の直登


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 夜は大川口から少しのぼった林道沿いでキャンプ。河原でソウメンを茹で、のんびり過ごします。標高1000m近い場所の川の傍らはとても涼しく、天然のクーラー、最高の避暑地でした。


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 翌日はメンバーも揃ったのでさっそくトレーニング開始です。まずはヘツリの練習。単純にヘツルだけなら簡単なのですが、水線にそっての行かなくてはいけないのでなかなか難しい。スタンス、ホールドを見極めて、パズルのように一手一足を繰り出します。何回もドボンを繰り返しようやくクリアする場面も。

 

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ヘツリレッスン①

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足はここ!

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ん、いい感じ

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どやっ

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手がプルプルします~


 距離的には全然進んでいませんが、練習は繰り返されます。そのうち、メンバーの一人がドボンした時に足をひねったようです。練習は早々に打ち切り、小さな滝のそばでお昼御飯。我慢しきれなくなったEちゃんは、青い淵に飛び込んで遊んでいます。

 

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飛び込みたくなる青い水面

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やっぱり飛び込んじゃいました

 

 お昼御飯のあと、少し遊んだら早々に基地に引き返します。林道を上がるとわずか10分の距離でした。

 本体はもう一泊して明日もトレーニングする予定ですが、二晩も家をあけると怒られるので私だけ帰路につきます。

 

 再び行者還トンネルを超えて200kmあまりで帰宅。やっぱり遠いな~。
でも次は本格的に神童子川を遡行してみたいな。