晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

石谷川 まだまだ寒かった癒し渓遡行 2008.06.07

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 ガンバレー

 

<メンバー>
山仲間

 

<山域>

 

<コース>
林道終点-頂礼井戸の滝-七つ窯-白雲の滝-遡行終了点-林道


 休日に重なった願っても無い梅雨の晴れ間。もう泳げるかな?と思って石谷川へ出かけた。天気予報では汗ばむ陽気になるとの事だったので、意気揚々と林道終点まで車を乗りつけ身支度を始める。大堰堤上の広河原の上には谷空木が咲き、たくさんのアゲハ蝶が蜜を吸っていた。

 

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堰堤上の広河原から入渓

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タニウツギにアゲハが舞う

 

 入渓してすぐに頂礼井戸の滝。前の日まで雨が続いたせいか、やけに水量が多い。今日は完全直登をもくろんでいたが、あっさり敗退。巻き道で滝上に上がる。

 

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頂礼井戸の滝

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水量多いな~

 

 汗ばむほどの陽気の中、快適なシャワークライミングをと思っていたが、谷の中はひんやりとして水はまだまだ冷たい。ちょっと濡れる気にはなれないなーと思いながら、なんとかヘツリ主体で進んでいく。ただ、大水量の中のナメは非常に美しく、うっとりとしてしまう。

 

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シャワーにはちょっと寒い

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ナメが美しい

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これは巻き

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落ち口から

 

 7m滝を超えると渓相は穏やかになりのんびりムードも漂う。沢ガニを捕まえたり、ミニ三脚を出してスローシャッターで写真を撮ったり、やっぱり沢はたのしいなあ。

 

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滝を越えると穏やかに

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カニ

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水のカーテン

 

 急に両岸が立ってきたなと思ったら七つ釜の廊下だ。ここは去年中段までいって敗退しているので、今年は完全突破と考えていたが、水量が多く、取り付きもできない始末。勇敢にも泳ぎで挑戦したEちゃんも水圧に押し戻され、寒さに震え、あっけなくダウン。

 

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七つ釜に挑戦のEちゃん

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七つ釜上から

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ふるえながらシャワー突撃

 

 七つ釜を巻きあがってさらに進むと白雲の滝が現れる。これも結局巻いて最後はつるつるの4m滝に出る。滝の前の岩の上で日向ぼっこで体を温めながらお昼タイム。直登がなかった割には結構寒いな。

 

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いい感じ

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突っ張って、突っ張って

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これも巻き

 

 登山道と合流する少し手前の廊下は水量が多く、突破を断念。今日はここで遡行終了
林道をテクテク歩いて堰堤まで戻った後、少しだけ懸垂下降の練習をして今日はおしまい。やっぱり泳げるようになるのは梅雨が明けてからかなー・・。