晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

立山 残雪の霊峰(3日目) 2008.04.29-05.01

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立山とみくりが池


<メンバー>

夫婦

 

<山域>

 

<コース>
雷鳥沢ヒュッテ‐室堂‐帰り



 最終日の朝も雲ひとつない快晴。このまま帰るのは惜しい気もするが明日は仕事だし、なんだか緑あふれる新緑の山が恋しくなってきた。朝食を終え、室堂まで戻る。外に出ると硫黄のにおいがプンと鼻を突く。高台から地獄谷の噴煙が見える。

 

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噴煙を上げる地獄谷


 周辺の山小屋からも宿泊客が出発の準備をしている。雷鳥荘も1階はほとんど雪に埋もれて、まるで地下から出入りしているようだ。

 

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雷鳥

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立山三山


 地図で見ると室堂ターミナルまでの距離はたいして無いはずだがアップダウンがあり、結構時間がかかる。みくりが池辺りまで来ると明らかに登山ではない人たちが多く現れる。一番バスが到着したのだろう。スニーカーの観光客や大きな一眼レフカメラを持ったおじさんたちが多い。

 

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みくりが池

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人が増えてきた

 

 雪に覆われた立山の風景も見納め。わずか2泊の山旅だったが随分と長い間ここにいたような気がする。いつか剣にも登ってやるぞと心に誓い、室堂を後にした。

 

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雪景色も見納め


 行きと全く同じ行程をたどり富山駅まで戻る。乗客はほとんどおらず快適だったが、われわれもほとんど居眠りをしていたので景色はほとんど見ていない。あっという間に富山駅に到着。

 

 帰りのしらさぎはちょうど出たところだったので約2時間の待ち時間ができてしまった。せっかくなので、駅構内の居酒屋でちょっと豪華なお昼御飯と生ビールで乾杯。

 

 結婚10周年記念旅行を最高の天気と最高の景色、そして怪我なく安全に下山して締めくくれた事を祝って飲むビールの味は最高だ。妻よ、20周年、いや15周年はまたどこかへ行こうね。

 

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電車待ちの間に豪華なお昼

 

終わり