鈴鹿主脈縦走 藤原から御在所へ ① 2007.05.26-27
緑の藤原岳
<メンバー>
単独
<山域>
<コース>
5月最後の週末、天気予報は二日とも晴れ、気力体力共に充実となれば、山に行くしかない。そこで選んだのは予てからの懸案だった「藤原~御在所」の鈴鹿主脈縦走だ。
総延長30km、累積高低差 +3222m、-3044m、を二日かけて歩くこのコース、鈴鹿を歩き始めてからいつかは行きたかったのだ。
総延長30km、累積高低差 +3222m、-3044m、を二日かけて歩くこのコース、鈴鹿を歩き始めてからいつかは行きたかったのだ。
二日とも山に行けるのであれば、もっと他に行くところが無いのか?と聞かれそうだが、6月に入れば低山の尾根歩きは辛くなり、今週はある意味ラストチャンス。アルプス縦走のトレーニングも兼ねることにする。
今回は更にもうひとつの試み、ヴィバークの練習もしてみることに。テントの変わりにツェルト、シュラフは持たずにシュラフカバーのみ。一応、銀マットだけは持って行くとして、これでどこまで寝られるか。5月も終わりになれば凍えるということも無いだろう。
昼食は行動食のみ、夜はアルファ米とラーメン、朝はパン 食料計画はこんな風。水だけは補給がままならないので3リットルのポリタンクを持つ。
車で大貝戸の休憩所に8時半に着いた。この時期に藤原に登る人は少ないだろう(時と場合によってはヒルがでる)とタカをくくっていたら、結構な数の車が止まっていた。時間は8時50分、少し遅くなったが、さあ出発だ。
大貝戸登山口(8:50)
山の木々はもう既にうっそうとしており、爽やかさは通り越して空気がなんだか重たい感じがする。足元にヒルはいないか気にしながら歩いていると、幾つかのパーティーを追い越した。先は長いのでゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせるが、気が逸っているのだろう。高度100mを15分のペースで上がって行く。
5合目(9:33)
退屈な九十九折の道が少し明るくなってくると少し余裕が出てきた。足元に目を向けるとフタリシズカの群落があった。8合目についたが花の時期の賑わいは無く、静かな雰囲気だった。
8合目(10:16)
8合目からは夏道を通って行く。この辺りは、まだまだ新緑の雰囲気が残っていて、爽やかな景色になるが、今日はやたらと暑い!!汗が体中から噴出し、水がいくらでも欲しくなる。2時間丁度で藤原山荘に着いたが、早くも500mlの水を消費してしまう。先のことを考えるとかなり節約しなければならない・・。
緑の登山道
藤原山荘(10:50)
傍らの花(ウマノアシガタ?)
傍らの花(ニリンソウ)
展望丘へは11時17分に到着。ここから治田峠に向けて大下りになる。見下ろせば県境尾根のはるか向こうに竜ヶ岳が霞んで見える・・。(黄砂がひどく視界が利かない)改めて先の長さを実感する。
展望丘(11:17)
治田峠から遠く竜ヶ岳まで
治田峠までの大下りは、雨上がりのぬかるみ道でとても足場が悪く、何度も足を滑らせてしまった。当然辺りを見る余裕も無く、写真も撮っていない。それでもヤマツツジが真っ赤に咲いていたのには気をとられてしまった。
治田峠には12時30分に到着。もくろみより30分遅れている。当初は銚子あたりで昼食を取ろうかと思ったが、腹が減ってきたのでここで昼食。水の残りを気にしながらバナナチップと薄皮アンパンを流し込む。
この辺りは鈴鹿有数のゲキヒル地帯だが、幸いまだ見かけていない。少雨の影響でヒルも少ないのか?
この辺りは鈴鹿有数のゲキヒル地帯だが、幸いまだ見かけていない。少雨の影響でヒルも少ないのか?
治田峠(12:30)
この時期は木が生茂り、尾根歩きでも展望がまったく利かない。たまに開けても黄砂の影響で遠くは霞んで見えるだけ・・。何回も歩いたコースでもあるので、新たな興味も少ない。なんだかどんどんトレーニングの意味合いが強くなってきた事に気づくと、宿泊予定地(八風峠)までの距離の長さに早くもうんざりしてしまうのであった。
今回の地図
続く