晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 ヌタハラ谷からヒキウス平 2007.05.20

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メレンゲ


<メンバー>

夫婦+山仲間

 

<山域>
台高

 

 鈴鹿での花探し山行の翌日は台高へ遠征。台高に詳しい山仲間がいいところを案内してくれるという。前日、絵馬小屋谷の林道終点で宴会テント泊をし、宴会の余韻と若干の胃もたれが残る中、出発。

 

 車で林道をうねうねと上がり、広場のようになった場所から出発。最初は整然とした植林帯の斜面をゆっくり登って行くが、次第に谷のトラバース道になってくる。気がつけば水の落ちる轟音が聞こえると思ったら、大きな滝の側にでた。

 

 登山道を離れ、滝壺へ下りて休憩タイム。水の飛沫を浴び気持ちいいが、今日はなんだか寒いようだ。晴れの天気予報のはずなのにな~。ヒメレンゲがかわいかった。
 

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ヌタハラ谷の不動滝 スケールが大きい~!!

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メレンゲ


 滝の上部からヌタハラ谷に沿って昇って行く。沢歩きだと楽しそうだが、巻き道は雨上がりで泥濘状態。足を滑らせたら一巻の終わりなんて場所をいくつも通り過ぎる。

 

 ようやく辺りが穏やかな斜面になってきたなと思ったら、そこはもう、ヌタハラ谷の源流部。「ヒキウスダイラ」とかいわれている場所らしい。

 

 笹原に若いブナの木が立つ光景は、鈴鹿とはまた違うやさしい空気にあふれている。曇っているのは残念だが、時おり晴間が覗くと景色がいっそう引き立つ。
 

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ウスギヨウラクツツジの仲間)

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桧塚奥峰と奥さん

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晴間と新緑

 

 吹きさらしの山頂で昼食をとるが、むちゃくちゃ寒い~!!。ラーメンを持ってこなかったのが失敗だ。かじかむ手をこすりながらパンを齧る・・。こんなはずではなかったのに。じっとしてはいられないので桧塚奥峰を周回し、尾根伝いに林道へ降りる。

 

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シャクナゲ

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桧塚

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クロスのブナ

 

 ぶなの新緑の森が植林の杉に変わる頃には、もうゴールは間近。林道についたとたん、頭上にすばらしい青空が広がっていたのはよくある事。まあでもこんな日もあるさ。

 

 下界におり、温泉で一汗流した後、仲間達と松阪で食事を取る。まったりとした休日。二日続きの連ちゃんで少し疲れたが、みんなでワイワイと歩く山行もまた楽しく、夫婦で行くとなおさら楽しい。改めてそう思った今回の山行だった。