入道ヶ岳 鈴鹿初詣山行 2007.01.03
賑わいの椿大神社
<メンバー>
単独
<山域>
<コース>
年末に登り納めを済ませ、年越しは実家で両親と過ごし、京都に初詣でおみくじを引き、二日の夜は妻の実家へ挨拶・・と、慌ただしい年末年始のスケジュールを順調にこなし、ようやく我が家の布団の中で迎えた正月三日の朝。のんびり過ごした後、会社へ行って明日の仕事始めの準備でもしようと考えていたが、窓から見る空は穏やかに晴れている。
こういうものを見てしまっては我慢が出来ない。一年の計は元旦にあり。やっぱり仕事初めの前に登り初めを済ませておかなくては、と急いで準備をする。
参道は出店が並び、たくさんの参拝者が歩いている。ザックにワカン、そして派手なジャケットに登山靴のいでたちはなんとも浮いてしまうが、今日はまじめに参詣する予定。鳥居の横の御手洗で身を清め、境内に進む。
まずは手を洗い、身を清めます
さすが三が日とあって大混雑の椿大神社
杉の老木の茂る境内はなんとも神聖な雰囲気、京都の神社に比べると神様に近い気がする。本殿でお賽銭を投げ込み、今年の山行の安全を祈念する。「今年も楽しく安全な山行が晴天の下で出来ますように」
お賽銭を投げ込み、今年一年の山行の安全を祈願します
境内を抜けて、神社の裏から登山道へ向かう。登りは最短距離で頂上へいける井戸谷コース。植林を抜け、谷沿いを行く頃から雪が見え始めるが、気温が高いせいか融けかけでシャーベット状になっている。
登山道は泥だらけですべりやすく歩き難い。ペースがつかめないまま、じりじりと高度を上げる。
井戸谷は腐れ雪がちらほら
正月の不摂生のせいか、体が重く汗が噴出す。こころなしか汗もいつもより塩辛い気がする。だいぶ食べ過ぎたナーなんて思いながらようやく稜線にでる。見下ろすと結構な傾斜を上がってきたのがわかる。
息をきらしてようやく源頭へ
谷を見下ろす 結構な急斜面
谷を見下ろす 結構な急斜面
潅木をぬけると入道ヶ岳独特の広場のような山頂部が広がる。もう昼をずいぶんと過ぎているせいか、単独の男性がひとりいるだけ。静かな空間が広がる。わたしも笹原に座りぼんやりと下界を眺める。
山頂では単独の男性が一人佇む
ピーカンの青空を期待したが、薄曇でなんだかはっきりしない天気だ。鎌から御在所、宮指路から仙ヶ岳をぐるっと見渡すと、たくさんあった雪も結構融けている様がわかる。今年は本当に雪が少ない。
鎌ヶ岳から御在所
仙ヶ岳から宮指路岳
時間も遅いのでもう降りよう。山頂はいつの間にか一人になっていた。おおはげでは結構な雪が残っていたが、帰りの二本松尾根でも雪はほんの少し。強引にシリセードをしている若者二人を追い越し、走るように下山。45分で椿大神社に到着。
入道ヶ岳の鳥居
おおはげの雪1
おおはげの雪2
神社へはまだまだたくさんの参詣者が詰め掛けている。駐車場待ちの渋滞も更に伸びている。帰りの道路が混まないうちに早く帰ろう。明日の準備をするために会社へ行かなくてはいけないのを思い出した。