赤坂谷~ツメカリ谷 鈴鹿沢登り三昧 2006.08.05
飛ぶか、巻くか、はたまた懸垂か? 滝の上で思案中
<メンバー>
山仲間
<山域>
<コース>
赤坂谷遡行~藪漕ぎ~ツメカリ谷下降~神崎川本流下降
アルプス遠征から帰ってくると梅雨はすっかり明けており、下界はものすごい暑さになっていた。こんな日には、冷たい川で泳ぎたいナーと考え、夏は完全に沢モードに入っている「山歩きメモ関西在住です」のuraniaさんにどこかいいところ無いですか?と訪ねた。すると、さっそく鈴鹿のおもしろい沢を案内していただけることに。ラッキー。
神崎川本流をスタート
神崎川本流から赤坂谷へ入る。このあたりは谷が深く、谷底はまだ薄暗い。木々の間から日差しが差し込んできて美しい。
谷底に光が差し込む
しばらく行くと泳いで取り付かないといけない10mほどの滝が現れる。イキナリの難所だが、uraniaさんがいるので心強い。uraniaさんが登る様子を連続写真に収める。私もここは何とかクリアーできた。
滝登り連続写真①
滝登り連続写真②
滝登り連続写真③
滝登り連続写真④
大きな滝を幾つか越えると広い岩盤帯にでる。傾斜もゆるくなり穏やかになってきた。のんびり滑滝をじゃぶじゃぶ歩きながら、写真を撮ったり、蜻蛉を追ったり、何だか子供の頃に帰った気分。夏やな~。
小さな滑滝
水面上10cmの世界
無数に舞う、カワトンボ
階段上の滑滝が多く見られるようになる。頭上は大きく開け、日差しが眩しい。uraniaさんもブログにアップする写真撮影に忙しい。
階段状の滑滝
写真撮影中
かなり穏やかになってきたところで、一旦、遡行を中断。これより上は沢登りとしてのおもしろさは少ないそうだ。尾根をこえて、となりのツメカリ谷へ移動することにする。
渓相が穏やかになってきた
しかし、この尾根越えが曲者だった。比較的新しい植林が放置されている為、小さい杉が横枝をいっぱいに伸ばしながら密集している。普段でもこんな藪漕ぎはあまりしない。うかつにも今日は半袖できたので、この藪は厳しい。
空が開けたところを目指し登って行くと、ドラム缶や木材の放置された場所にでた。営林小屋の残骸か。鈴鹿では驚くような場所に人の痕跡を見出すことが出来る。
営林小屋の残骸
10m先が見えない藪・・厳しい
やっとの思いで、ツメカリ谷へでる。とりあえずヘルメットで水をすくい、頭から浴びて、藪の中で体にへばりついた木の枝や葉っぱを落とす。生き返った~。
ここからは下りとなる。谷は登るより下る方が難しい。5~6mの滝でも上から見ると恐ろしい。
石の上におかしら着きの「藪漕ぎ手形」(鹿の角)を発見。持ち帰ろうかと考えたが、骨付きは妻が気味悪がるのでやめた。以前にこういうのが欲しいと言っていた人がいたのを思い出した。
ツメカリ谷を下降
おかしらつき藪漕ぎ手形
途中、幾つかの滝を下った。一箇所、少し困難な場所があったので、uraniaさんから懸垂下降の手ほどきを受ける。ロープ一本に身を託すのは少し不安だったが、無理に降りるより安全な手段だ。これは身に着けておこう。
ルート思案中
すだれ状の滝
釜をのぞき込む
まったく飽きの来ない今日のコースはとても楽しい。uraniaさん いいコースを案内してくれました。
泳ぎ区間、気持ちいい~
エメラルドグリーンの水面
え、ここを降りるの?
最後はのんびり泳ぎ
車に戻ると8時間ちかく歩いて(泳いでいた)事になる。うーん、充実したコースだったな~。 一人ではなかなか行くことはできないが、今日はuraniaさんのおかげで得した気分。どうもありがとうございました。