晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

ボーナスだったが

今日はボーナスの支給日だった。

といっても支給される先は、妻が管理する銀行口座へ支給されるのであって、
稼ぎ出した私の懐はバイパスしてしまう。

しかし、なんとなくうれしいもので、早く帰れば妻がご馳走を作って待っていて
くれるかな、などと期待していた。
が、家は無人で部屋の中には昨日の山行のザックが転がったままであった。

そういえば、妻は今日、習字を教えに行く日だった。
台所を見ても何も準備している様子は無し・・。

そこへ電話で、「今日は疲れてゴハンが作れない」と連絡がはいる。

しかたない、今日は私が料理をしよう。

こう見えても、履歴書の趣味欄には、「山歩き」、「読書」、「スポーツ観戦」、の次に「料理」
と書こうか書かないか悩むほどの腕前である。

買い物に行き、スパゲッティー(なすとひき肉のトマトソース)をすばやく作ると
妻は大満足。私の夫としての株価もいつになく急上昇した。

これで、ボーナス時の臨時おこずかい相場に多少とも良い影響を与えてくれたらと、
少しだけ、打算的に考えたりするのである。