美濃 高木山 マルチピッチ&アイゼントレーニング 2023.01.15
難所~
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 2名
<山域・形態>
美濃・訓練、講習
<コース>
東屋の前(8:30)~高木山北尾根~最終ピッチ終了(12:15)~南稜のテラス・昼食(12:25~13:20)~懸垂下降~東屋の前(13:45)
八ヶ岳のバリルートに挑戦したいというメンバーがいるので、美濃の高木山でトレーニングをする事に。ここは何度かロープワークのトレーニングでお世話になっていましたが、今回は未踏の北尾根ルートで練習です。
3級程度の岩場が8~10ピッチあるという事なので、アイゼントレとロープワークの練習が同時に出来るという今回のような練習にまさに打ってつけのコースです。
いつもの場所に車を停め、普段は素通りする東屋の前に取り付きがあります。1P目は木と残置ボルトにランニングを取って登ります。簡単ですが、アイゼンでの登攀は久振りなので慎重に登ります。終了点で支点を作成し、おけいさんをフォロー。
1P目はこんな感じ
2P目はおけいさんリード。トラバース気味の急斜面でおそらく一番の難所。おけいさんはかなりの時間逡巡し、一度はギブアップしましたが少しくだって右側にルートを見つけ出して何とかクリア。
苦戦中・・
2P目をフォローで登ると中々厳しい。まあ、セカンドだし大丈夫かと思い登っていくとおけいさんのビレイが何だかおかしい・・。なんとATCが正しくセットされていませんでした(ガーン)。何とか正しい形にセットしてもらい残り残りをクリア。かなり危険な行為だったのでちょっと教め育的指導。
気を取り直して3P目を再びリード。体も温まって来たので快適に登ります。その後、都度、支点の取り方、ビレイヤーの位置取り等を説明しながら数ピッチずつリードします。
フォローなら安心
どうやって登ろうか
だいぶ上がってきました
ほっと一息
ちょっとバランシーだった
随分と見晴らしがよくなったなあと思ったら最終ピッチの終了点。下山は高木山山頂へは行かず、南陵へ向かって降りていきます。下降路は踏み跡&テープがしっかりとついています。
ここはボルトが無いのでピナクル利用
ここを登り切れば終了
下降路は踏み跡明瞭
南陵のテラスで昼食休憩。ずっと後ろを登ってきていたクライマーの二人に会の宣伝をしつつ、アイゼンをしまいます。
下山はここから懸垂下降で南陵取り付きまで。ここは以前の練習で何度も下った所です。3ピッチで基部に降り立ち、何とか雨が降ってくる前に車に戻る事が出来ました。
下りは懸垂下降
今回、ちょっとヒヤリとしたミスもありましたが何とか無事にトレーニング終了。お互いに信頼しながら登れるようになるようにこれからも練習を積みましょう。お疲れ様でした。