晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

八ヶ岳 真教寺尾根から赤岳 ② 2023.01.08-09

険しい尾根を登る

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 4名

suzuhai.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

八ヶ岳・積雪期登山

 

<コース>

C1(6:10)~真教寺尾根分岐(8:55)~赤岳(9:10~9:20)~真教寺尾根分岐(9:30)~C1(11:20~12:30)~扇山(12:55)~牛首山(13:10)~スキー場山頂駅横(14:00)~たかね荘(14:40)

 

 2日目は長丁場&午後から天気が荒れ模様という事で早めの出発です。最初はヘッデンで歩き始めましたが、すぐに明るくなってきました。見上げると赤岳がピンクに染まっています。

 

ピンクに染まる赤岳

 

 視界が開けてくると天狗尾根の大天狗、小天狗が目に飛び込んで来ました。次に行ってみたい所ではありますが、急でしんどそう~。

 

天狗尾根

 

 朝日を背にどんどん高度を上げて行きますが、荷物が軽くなっているはずなのに息が切れてゼーハー・・。やっぱり正月食べ過ぎたのかなあ。大変苦しいですが富士山に励まされます。

 

朝日をバックに

富士山

アップで

大天狗、小天狗も近づいてきた

 

 傾斜が強くなってきたらいよいよ鎖場。埋まっていたらロープがいるかなと思っていましたが、年末寒波以来、雪の供給が無かったようで、鎖が露出しています。鎖を手掛かりに慎重に登って行きます。

 

鎖場、鎖が使えた

急斜面ではアイゼンワークが大切

岩雪MIX

 

 それほど難しい感じも無く、どんどんと高度を上げて行きます。風も思ったよりも弱い感じで快適。遥か頭上の稜線に道標が見えました。あと少し。

 

トラバースは慎重に

随分と登ってきました

稜線に道標が見えます

 

 際どいトラバースをクリアし、岩雪MIXの尾根を登ると登山道に合流します。とは言ってもまだまだ安心出来ません。一般道ではありますが、険しい岩場が続きます。

 

岩雪MIXの尾根

権現岳をバックに

厳しい岩場

 

 竜頭峰から岩場をトラバースし、文三郎尾根からのルートに合流すると赤岳頂上は目の前。出発から3時間ほどで頂上着

 

赤岳

 

 風はそこそこあるものに、快晴の八ヶ岳ブルー。四方の景色を思いきり楽しんだら早々に下山に掛かります。

 

権現岳の向うは南アルプス

富士山~

下山します

 

 復路は登って来たルートを慎重に引き返します。途中の鎖場では懸垂下降も使ってみました。(せっかくロープもってきたし)

 

慎重に下る

懸垂下降

 

 テンバに戻り、テントを撤収したら牛首山経由の長~い下り。途中、カモシカと目が合っちゃいました。つぶらな瞳がかわいい。

 

カモシカに遭遇

カモシカアップ

 

 テンバから2時間ほどでたかね荘に到着。振り返ると稜線はガスの中。やっぱり早く降りて来て良かった。

 

稜線はガスの中

 

 2回目の赤岳真教寺尾根。雪も少なく物足りない感じもしなくはないですが、年末年始の飽食と鈍った体にはちょうど良い山行でした。冬の赤岳お初のメンバーも登頂出来てよかった。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。