晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

中央アルプス 小黒川本谷 アルプス紅葉沢泊② 2022.10.08~09

楽しい滝登り

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 5名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

中央アルプス沢登

 

<コース:2日目>

C1(6:55)~Ca2200m二俣(8:20)~西駒山荘下(10:00)~将棋頭山(10:40)~西駒山荘(10:55)~胸突きの頭(11:20)~大樽小屋(12:55)~桂小場(14:35)

 

<1日目の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 2日目、天気が下り坂なので暗いうちに起きて準備を始めます。そのうち朝日が昇ると谷の中が燃えるような色に染まり始めました。今日はいい日になるかなあ。

 

朝日が差し込む

 

 寒いので朝食も焚火を囲みながら。まひろ君がナンを焼いてくれましたのが美味しかった。これは使えそうなので今度やってみよう。

 

まひろくんがナンを焼いてくれた

美味しい

 

 テントをたたんだら出発です。いきなり倒木のジャングルジムを越えなければなりません。

 

さあ、行きますか

倒木のジャングルジム

 

 ジャングルジムを越えると滝が現れます。ロープを出すような難しい滝は無く、基本巻き気味に登って行けます(水線突破は寒い・・)。花崗岩の岩は明るい雰囲気で、小黒谷本来の渓相に戻ってきたようです。

 

右のザレから越える

今日は青空

滝をどんどん超えて行く

流れの左から

ほんのり紅葉も

 

 Ca2200mの二俣は左にとって西駒山荘へまっすぐ登る谷を選択します。ナメ状の滝がサクサク登って行くと楽しくなってきます。ここにきてやっといい谷だなあと思えてきました。

 

二俣は左へ

サクサクと登って行く

まだまだ小滝が出てくる

 

 二俣の少し上(ca2230m)には記録に良く出てくるテンバがありました。下のテンバより少し狭い感じ。4人ぐらいなら問題ないでしょうか。

 

テンバ

 

 そこから上は水も少なく、源流の雰囲気。振り返ると眼下の山には雲海が広がり、アルプスの沢に来たな~って感じです。

 

水が少なくなってきた

雲海が広がる

 

 そのうち藪がひどくなってくるので掻き分けながら登って行きます。最後のハイマツ帯は文字通り這いつくばっての突破になりました。

 

藪がひどい

這いつくばって突破

ふう・・

 

 ハイマツのヤブコギは30分ほどで終わり、西駒山荘の目の前に飛び出しました。ここまで3時間ほど。

 

西駒山荘の下に飛び出した

 

今日が営業最終日みたい

 

 まだ時間も早く、視界もあるので周辺を散策します。木曽駒が見える展望の良い岩の上で記念撮影。木曽駒方面には雲がかかってきました。

 

記念撮影

 その後、将棋頭山にも立ち寄って再度記念撮影。沢登りと稜線歩きの両方を楽しめてお得な感じです。

 

西駒山荘を見下ろす

将棋頭山

 

 稜線散策がすんだら茶臼山方面へ向けて登山道を下って行きます。行者岩周辺は紅葉がとてもいい感じでした。

 

正面は行者岩

紅葉がいい感じ

 

 登山道を下っているとどんどん雲が広がってきます。信大ルートが近道かと思ったけど、下部が崩壊しているので通常ルートを進みます。

 

 野田場辺りで雨が降り始めましたが樹林帯なので問題なし。西駒山荘から3時間半ほどで駐車場到着。それにしても一気に1400m下るのは疲れました。

 

下界は中々近づいてくれません

 

 存在は知っていましたが中々、足が向かなかった小黒川本谷。易しく、良い谷でしたが下部の崩壊がひどく、遡行価値はかなり損なわれたように感じました。

 

 まあでも今回は沢泊、焚火宴会、紅葉と稜線の展望も楽しめ、こんな気象条件の中では良く遊べたと思います。参加の皆さん、ありがとうございました。

 

今回の地図