中央アルプス 小黒川本谷 アルプス紅葉沢泊① 2022.10.08~09
この日の核心部
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 5名
<山域・形態>
<コース:1日目>
桂小場(8:40)~入渓(9:05)~マナイタダラ沢出合(10:10)~将棋頭沢出合(12:50)~Ca1960m・C1(13:55)泊
10月の三連休は剣岳へ。紅葉の剣沢から源次郎尾根での登頂を狙っていましたが、前日に降雪、そして最終日も雨予報・・。雪が着いてしまえば岩稜バリエーションは厳しく、又しても転進です。(これで今年の秋の三連休は全滅だなあ)。
行先は少しでも天気のましそうな中央アルプスの小黒谷本谷(沢登り)。初級向けでエスケープも容易そうなので寒くても大丈夫でしょう。
ゆっくり目の到着だったので桂小場はほぼ満車。少し下った所に車を停めてスタートです。最初は信大コースを辿る事になるので、林道終点まで歩き谷に降ります。まずは平凡なゴーロ歩き
まずはゴーロ歩き
やがて目の前のスリットの着いた大堰堤が現れます。右岸に古い踏み跡やテープがありますがこれは使えません。堰堤の脇をよじ登り、階段を利用して巻きます。
堰堤が現れた
よじ登っていくと
巻き用の階段が
下りも階段
堰堤を巻いた後もゴーロを進んでいくとマナイタダラ沢出合いで谷は右にカーブします。カーブの先には滝が二つ連なっています。
やっと沢登りらしくなってきた
下段の小滝は滝見の左から登り、その上の滝も左から登ります。ホールド、スタンスそこそこありますが、泊装備では少し厳しかったかな。
滝の左を登る
その上にも更に8mほどの滝。水線は無理そうなので左のバンドを登り、草付きをトラバース。トラバース出だしの1歩が厳しかったので先頭のなべちゃんはルート途中にザックを残置してしまいました。後続がそのザックを下ろして再び荷揚げするなど、突破に手こずり、ずいぶんと時間をかけてしまいました。
その上にも8m滝が
左のバンドから突破を狙うも
遡行再開後も荒れた渓相が続きます。ゴーロで埋まった谷に側壁は崩壊の跡があちこちに・・。記録では滝があったという箇所も埋まってしまっていました。ここ数年、遡行記録が少なかったのも頷けます。
ゴーロで埋まった谷
以前は滝があったはずなのに
あちこちに崩壊の跡
倒木がひどい・・
信大ルートが左岸に近づいてくる辺りになるとようやく渓相が落ち着いてきました。Ca1900m辺り、登山道(作業道?)が谷を横切る箇所の少し上にテントが張れそうな台地を見つけました。まだ時間は早いのですが、あまり標高を上げても寒いので、今日はここまで。テントとツエルトを張って薪を集めます。
渓相が落ち着いてきた
いい台地を見つけました
幸い、辺りに倒木がたくさんあったので薪には困りません。山ほど集めて3時前から着火。のんびりと焚火にあたりながらおつまみを作ったりお酒を飲んだりのくつろぎタイムです。
焚火があると落ち着くね
まずはおつまみから
ウインナーとチーズを焼いてみました
気温はかなり下がりましたが焚火があると温かい。結局15時頃~21時頃まで焚火を囲んでウダウダしてました。
貸し切りのキャンプ場
いいね
眠くなった所でテントに潜り込みます。寒さを警戒して冬用シュラフをもってきたせいか、まったく寒くありませんでした。まだまだ沢泊行けるね~なんて話をしながらいつの間にか眠ってしまいました。
つづく
<2日目の記録>