晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

大峰 旭ノ川本流 沢登り 夏の思い出作りプチ遠征 2022.08.15

キャニオニングは楽しい~

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 8名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

大峰・沢登

 
<コース>

林道(8:25)~入渓(8:40)~旭ノ川本流~不動小屋谷出合(11:20)~引木滝(13:40)~キャニオニング~林道に登る(14:50)~デポ車(15:25)

 

 上の廊下を断念したお盆休み。後半も1泊2日で沢泊を考えていましたが、狙いの山域の天気が悪く、15日の日帰りに変更。行先は12年前に行った事のある旭ノ川本流で泳ぎを楽しむ事に。大峰西面ならちょっとした遠征気分も味わえるし・・。

 

<2010年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 前夜に出発し、五条から奈良県を南下し深夜、旭ダムに到着。しかし、前夜泊地に当てにしていた発電所前のエレパークには工事事務所が立っており駐車不可。仕方がないので少し進んだ林道脇にテントをはります。せっかく前泊したのに暑くてあまり眠れませんでした。

 

 翌朝、早朝出発組と合流し林道分岐に車をデポ。ダムのバックウォーターから少し進んだ路肩に車を置いて出発します。最初の支流(トロゴボワ谷?)を越え、少し進むと水位観測所のような施設に通じる道があるので、そこ降りると苦労せずに谷に降りる事が出来ました。

 

道を辿って楽々入渓

 

 旭ノ川は白い岩の河原が広がる穏やかな流れ。最初はこんな感じだったかなとまずは河原歩きからスタート。時々、淵が出てくるのでへそまで浸かって進んでいきます。

 

河原歩きからスタート

へそまで浸かる

 

 ちょっとゴルジュぽくなてきたかなと思ったらすぐに河原歩き。2017年の台風の爪痕はかなり解消してきたと聞いたのですが、まだまだ川床には砂利が残っています。

 

ゴルジュっぽい所は泳ぐ

浅瀬をザブザブと歩く

 

 高低差は殆どない谷なのですが、流れが狭まっている所は際どい飛び石もあります。まあ、今日は日帰り装備なので軽々と飛べますが。

 

ここ渡るの?

覚悟を決めてジャンプ

 

 遡行開始後、1時間ほどで2重滝に到着。この辺りの釜はきれいに復活し、ちょっと怖い感じの水の色です。1段目は左側をへつって落ち口をトラバース。2段目は右から巻きます。

 

2重滝

釜は深緑色

1段目の落ち口を渡る

 

 その先は細い水路になるので泳ぎます。先頭が泳ぎきると後続はロープを手繰ってらくちんです。

 

ロープを手繰れば楽ちん

 

 すぐに大釜をもった3m滝。左側のバンドを利用してへつって越えました。唯一のフェルトで沢初心者のスミスミの為にロープを出します。

 

左のバンドをトラバース

スミスミ用にロープを出す

 

 滝の上にはどこから来たの?っていう大岩が鎮座しています。大岩の下でお約束のポーズ。

 

谷の真ん中に鎮座する大岩

支えているフリ~

 

 不動小屋谷出合を越えると泳げる深さの淵が出てくるのでワイワイと泳ぎながら進みます。でも半分くらいは足がつく深さ・・前回はもっと泳ぎまくったような気がします。

 

水深が出てきた

きもちE~

ここは足がついた

離水が難しい

 

 お昼を食べたらいよいよ本格的な泳ぎゾーンに突入です。ロープを駆使して水に浸かる時間を最小限に抑えます。いくら真夏と言ってもみんなの唇はいつの間にか紫に・・。

 

さあ、本格的な泳ぎゾーンに突入

ロープを駆使して

 

 そしていよいよ長淵に突入です。思ったよりも流れは緩いので全員でワシャワシャと泳いで行きます。出口の0.5m小滝は水中のスタンスをうまく使いながら水線突破です。

 

長淵に突入~

ワシャワシャと泳ぐ

出口の小滝は水中のスタンスをうまく利用して

ファイト一発の世界

見た目ほど難しくはない

 

 そしてゴールの引木滝に到着。登ったら登れない事もなさそうでしたが、小難しい登攀をするつもりもないので、記念撮影の後、キャニオニングで帰ります。

 

引木滝

記念撮影

 

 行きは苦労した段差もどんどん飛び込めばらくちん。ライフジャケット完備なので溺れる心配もありません。童心に帰ってワイワイと遊びながら下っていきます。

 

飛び込め~

長淵を流される

飛び込むにも慣れてきた

 

 林道が近くに降りてきた辺りで林道に上がり、あとはテクテク歩いて車まで。デポしたおかげで40分くらいは楽できたでしょうか。

 

林道に上がる

 

 難しい所もなく、ワイワイとみんなで水遊びできる楽しい1日でした。北アルプス遠征は出来ませんでしたが、まあ夏を楽しめたという事でいい思い出になったでしょうか。

 

 参加の皆さんありがとうございました。

 

今回の地図