離水すればOK
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 11名
<山域・形態>
<コース>
政所郵便局(8:20)~藤川谷橋(8:30)~藤川谷遡行~Ca590m・昼食(12:00~12:30)~登山道(13:45)~政所道~政所集落(15:05)~政所郵便局(15:20)
天気が不安定で予定していた遠征は中止。それなら愛知川で泳ごうと募集を掛けたら13人のメンバーが集まった。
夕方、天気予報をチェックしていたら神崎川のキャニオニングのツアーが対岸に取り残され救助されたとのニュースが・・。どうやら愛知川上流でゲリラ雷雨が降ったようで、一気に増水したらしい。ニュースの映像では沢にはコーヒー牛乳が流れている様。まじか。
とりあえず現地に集合し、川の様子を見てみるとコーヒー牛乳では無いものの、まだまだ濁りが取れていません。行って行けなくは無い感じですが、増水沢+大人数は事故発生の確率アップ。ましてや前日に救助騒ぎのあった沢で同じく事故を起こしたら沢登りそのものが避難されてしいます。
濁りの取れていない愛知川(神崎川)
という事で、大事をとって近くの藤川谷に転進、キャンセルもあり11名での遡行となります。この谷は11年ぶり2回目。
<2011年の記録>
政所の郵便局の裏に車を停め、出発準備。橋の下から谷に降り、堰堤を越えたら遡行開始。人数が多いので今回も3チーム編成。
橋の下から入渓
堰堤を巻く
岩は黒く、暗い感じのする谷ですが鮮やかな緑に癒されます。まずは雰囲気のいいナメでウォーミングアップ。水もそれほど多くありません。
まずはナメで遊ぶ
暑いので
必要以上に水に入る
すぐにこの谷の核心、釜をもった3m滝が現れます。今日は11人を3チームに分けたのでそれぞれのチームでリードトライ。なべちゃんが取り付きますが、上手く離水できず断念。その後、何人かトライしましたが水流の中に立ち込むのに苦労しています。
なべチャン、トライするも×
そこで若手のケイ君が空身でトライ。見事クリアしました。あとは男性二人が先に上がり、確保と荷揚げを平行して行います。
空身で突破
荷揚げ
Aチーム3人、Bチーム4人が登り切る頃にはすっかり体が冷えてしまいましたが、Cチームのリードとして何とか突破。面目を保てました。
次の4m滝は右から巻いて懸垂下降で谷に戻ります。11年前は懸垂なんてしてないのになあと思っていたら、前回は流木を頼りに登っていました。
4m滝
懸垂で谷に戻る
その後もミニゴルジュや2条10m滝が現れますが簡単に巻いていけます。8mの斜瀑は水の右側を直登。
ミニゴルジュ
2条10m滝
斜瀑8m
水線の際を攻める
その後、谷は平凡になり辺りは植林帯に変わってきました。標高590m辺りで昼食休憩。
一旦、谷は平凡に
標高600m付近の二俣を左に進めば傾斜が立ってきて再び滝が現れます。この辺りはフリーで楽しくシャワークライミング。
再び連瀑帯に
シャワークライミングを楽しむ
最後の難関かな
岩が石灰岩になり、奇妙な洞窟状になったなと思ったら流れはあっという間に小さくなってしまいます。そして少し歩いて登山道に合流。日本コバの山頂には誰も興味が無いので、ヒルを避けて尾根道(政所道)で下山します。
石灰岩になった
登山道に合流
政所道を下る
1時間余り歩くと政所の集落に降り立ちました。集落の中をトコトコ歩いて郵便局の裏まで。集落にある立派な政所小学校はコミュニティーセンターになってしました。
集落の中を歩いて行く
駐車場に戻ってもまだまだ暑く、河原ではキャンパーが水遊びをしていました。我々も川に入って火照った体をクールダウン。心配していたヒルの被害はゼロ。(数匹取り付いてはいましたが)
神崎川で水遊び
今回、あちこちでゲリラ雷雨があり行先に困りましたが、何とか沢を楽しむ事が出来て一安心。11年ぶりの藤川谷はそこそこ楽しめる谷でした。今度は明るい水のきれいな沢で泳ぎたいなあ。
参加の皆さん、ありがとうございました。