晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 堂倉谷 沢登り 7度目はハプニング遡行 ② 2022.07.23-24

ハイライトの30m滝

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 13名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

台高・沢登

 

<コース:2日目>

泊地(7:50)~入渓(8:15)~2段30m滝(11:00)~Ca1400m・昼食(13:05~13:40)~尾鷲道(13:55)~尾鷲辻(14:20)~大台ヶ原P(15:00)

 

<1日目の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 広い林道の上は風が通り抜けるのか夜は少し肌寒いくらい。薪がパチパチ音を立てるのを見計らってタープから這い出します。今日もいい天気。焚火の横でのんびりと朝食を摂ります。

 

のんびり朝ごはん

 

 出発前に全員で記念撮影の後、一人、登山道で大台ヶ原へ戻るたばっちと別れを告げます。しかし、沢泊装備一式を背負ってクロックスで登山道を歩く姿はさぞかし奇異に見える事でしょう。がんばれたばっち。

 

記念撮影

たばっちとお別れ

 

 我々本隊はまずは林道を歩きます。ミネコシ谷が対岸に見えたあたりで斜面を適当に下りて谷に復帰。

 

まずは林道を歩いて

適当に斜面を下りる

 

 流れはずいぶんと小さくなりますが、淵が出てきたり、堰堤が出てきたり、ミニゴルジュでてきたり。朝から泳がされるのですっかり目が覚めてしまいました。

 

朝から泳ぐ

堰堤は左から越える

ミニゴルジュ(泳がなくても越えられます)

 

 2時間ほど進むと徐々に両岸が立ってきて滝が出てきました。連瀑帯に突入です。ここからは4人×3チームに分かれ、それぞれのチームで滝の越え方を相談します。最初の滝はフリーで直登。

 

滝が現れた

フリーで直登

 

 10m滝は右側の白い岩を登ります。傾斜は緩いのですが念の為にロープを出します。我々のチームはおけいさんがリードを志願。頼もしくなってきました。

 

右からロープを出して超える

 

 続いて現れるのは今日の核心2段30m滝です。右のクラック沿いに登りますが、見た目ほど難しくありません。ここもおけいさんがリードします。2段目左から巻きあがります。

 

2段30m滝

最後の乗越しは高度感あります

 

 その上には溝状30m滝。先を行くチームは左からトラバースしていましたが何だか怖そう。途中から水線を登り、落ち口の倒木はジャングルジムのように越えます。

 

溝状30m

 

 ロープを出して登るのはここまで。小滝がいくつか出てきますが、全部フリーで越えて行きます。谷の傾斜は徐々に緩くなって源流の雰囲気です。

 

小滝はフリーで越えていく

源流の雰囲気

 

 Ca1400mで全員合流し昼食休憩。12人でロープを出しての滝登りでしたが、チーム分けが上手く機能し、思ったよりもロスタイムも少なく遡行できました。みんなレベルアップしてきました。詰めは正木ヶ原を目指さず、最短距離で尾鷲道に上がります。

 

最後の詰め

尾鷲道に出た

 

 あとは登山度をテクテク歩いて大台ヶ原まで約1時間。最後の登りは地味に堪えました。

 

大台ヶ原を目指す

 

 ここ数年、天気に泣かされ断念してきた堂倉谷。今回、沢では非常識?な12人(+1人)での遡行になり、いろいろなハプニングもありましたが、非常にスムーズに歩く事が出来ました。春先からトレーニング含めていろいろやってきた結果かなあ。

 

 13人での焚火宴会もワイワイと楽しく、7度目でも飽きる事無く遡行できたのは、このメンバーのおかげかも。これからもどんどん色んな沢へ行けるといいなあ。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。