鈴鹿 東多古知谷 沢登り 入会希望者体験のワイワイ遡行 2022.06.04
百間滝
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 12名
<山域・形態>
<コース>
鈴鹿スカイライン表道P(7:45)~東多古知谷入渓(8:00)~百間滝下(9:10)~10m滝下(9:45)~表道合流(11:50)~御在所山上公園(12:15~13:05)~表道~鈴鹿スカイライン表道P(14:00)
2名の入会希望者からの問い合わせ。山の会にとって新入会員は何よりも貴重なので、さっそく体験参加用の山行が企画されました。大人数でワイワイ行っても大丈夫、なおかつそれなりに面白い所がある沢‥という事で御在所の東多古知に決定です。
この谷は通算10回目。だいたいこの時期に初心者向けとして企画しています。
<2021年の記録>
御在所周辺の駐車場は混雑が激しく、「6時にはいっぱいになるよ」という怪情報がありましたが、表道駐車場にはほとんど車は停まっていませんでした。
今回の駐車地
駐車地からはスカイラインを数分歩けば入渓です。表道登山道をほんの少し登り、堰堤の上に降り立ちます。
スカイラインを少し歩いて入渓
まずは手始め巨岩の間を流れる小滝を越えていきます。フリクションもいいので快適に登れます。まずはウォーミングアップ。
巨岩の間をすり抜けるように
そして短い廊下の奥には20mの斜滝が現れます。ここは練習を兼ねてロープを出して登ります。
短い廊下の先に
20mの斜滝
中間支点はカムと残置のリングボルトがあったでしょうか。登った先に立木があるので支点を作って後続を引き上げます。ここは順番にビレイの練習。
よこやんビレイ中
フォローで登るガビちゃん
20m滝を登りきると目の前に百間滝がドーン。今日は水量も少なめです。さやか嬢、よこやんは滝に打たれて遊んでいます。水源が貯水池である事を知っている私は積極的に濡れるのはパス。
百間滝に打たれるさやか嬢
集合写真
百間滝は左岸の尾根から巻きあがります。巻きルートにはテープもあるので迷う心配はありません。巻きあがった先には鎌ヶ岳の展望が広がります。
百間滝落ち口から鎌ヶ岳
百間滝の上はナメになっていますが、少し登ると第2のイベント10m滝が現れます。ここは下の20mよりも少し難しいロープを出すポイント。3チームに分かれそれぞれリードします。
体験のMさんはメンバー唯一のフェルト靴。さすがに少し苦戦していましたが、沢歴20年とあって貫禄の登りでした。
10m滝のMさん
わがチームのリードはさやか嬢。自ら志願して挑みます。最初の乗越しで怖かったのか、余計なところにカムをセットしたおかげでロープのながれが悪くなったようです。しきりにこちらを気にしながら登っています。
リードのさやか嬢、テイクオフ!
温かく見守るメンバーたち
最初の乗越しはうまくクリアしましたが、もうすぐ落ち口というところでスリップ!幸い、中間支点を取ったあとだったのですぐに止まり、再び登り始めます。あぶないあぶない。
最後まで登り切りました。
難所を越えたらあとはフリーでどんどん登って行きます。沢初体験、体験参加のY君もそつなく登ってきます。若いっていいなあ。
あとはフリーでどんどん登る
二俣を左へ
小滝がつづく
みんなのアイドルまひろ君
お昼前には表道に合流。まだ時間に余裕があるので山上公園で昼食をとる事にします。さすが人気の御在所は観光客やたくさんのハイカーで賑わっていますが沢パーティは我々だけでした。
山上公園でくつろぐ
我々がノンビリしてる間に、まだ御在所山頂に行った事のない若者二人は走って往復してきました。元気だなあ。
御在所山頂
望湖台まで!
あとは表道をサクッと下って車まで。12人でロープを出しても6時間弱で帰ってこれました。
東多古知は百間滝のような見どころの他に、ロープの練習を出来る滝もあり、手軽に楽しむにはちょうど良い沢でした。体験参加の二人も楽しんでもらえたようで見事入会。参加の皆さん、ありがとうございました。