晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 蛇谷 沢登り 2022.05.14

今日もワイワイ遡行

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 11名+1

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>
宇賀渓(9:00)~登山道~五階滝下(9:45)~蛇谷遡行~Ca640m・脱渓(14:45)~金山尾根~宇賀渓(16:00)

 

 個人的に鈴鹿で最も楽しい沢のうちの一つと思っている、竜ヶ岳の蛇谷。毎年、シロヤシオの咲く5月に良く訪れています。個人的には12回目の遡行。今年はなべちゃんリーダーの元、12人のメンバーが集まりました(どうなる事やら)。

 

<雨の中遡行した2019年>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 宇賀渓キャンプ場の有料駐車場に車を止めます。ここは1台500円徴収されるのと、ハイシーズンはすぐにいっぱいになるので事前に乗り合わせて来ました。

 

今回の駐車地

 

 明け方まで雨。メンバーの内、今年から沢を始めた人が一人。今日が沢初めての人が一人います。本流の増水も心配だし、それなりに時間がかかるだろうという事で本流部の遡行はパスし、登山道で五階滝を目指します。

 

ぞろぞろと宇賀渓をスタート

今日は登山道で五階滝まで

 

 ここからは4人×3チームで遡行していきます。初沢のヨコやんは私のチーム。ごく初歩的な事をレクチャーしながら他チームの登攀を見守ります。

20220514蛇谷03
レクチャー中

 

 五階滝最初の滝は水流の右から登ります。ホールド、スタンスあり容易ですが念の為、ロープを出します。

滝登りに挑戦

 

 先行2チーム(8人)が登り切ったのを待って我々も登り始めます。体がすっかり冷えてしまいましたが、よこやんもスムーズにクリア。その上の滝はフリーで超えます。

 

滝が続く

 

 次の二条のCS滝で前のチームに追いつきました。ここはロープを出す訳ではありませんが、水流を跨ぐ箇所に高度感があるため、スリングで補助します。

二条CSの滝

 

 そして核心部、第2ゴルジュの入り口の10mと7m滝では最初のチームが登り始めた所。ここはロープを出して丁寧に登る所。

 

核心の第2ゴルジュ入口の滝
20220514蛇谷08
ロープを出して

 

 ところが如何せんロープワークが拙く、人数も多いのでとても時間が掛かります。結局、最後尾の我々がスタートするまでに1時間以上待つ事になってしまいました。

 

12人もいると大変

 

 途中、カムが回収出来ないトラブルもあって、先行チームにはずいぶんと置いて行かれてしまいます。(なんとか回収しましたが)

 

よこやんもトライ

 

CS8m滝

 

 結局、先行チームに追いついたのは滝場を抜けた標高640m辺り。昼食も取らずに歩いていたので腹ペコです。(もっと前に待っていてくれれば良いのに・・)

 

 このまま遡行しても時間切れになってしまうので、途中撤退。左岸をトラバース気味に登って行くと金山尾根の登山道ました。

途中で登山道にエスケープ

 

 あとは登山道を歩いて宇賀渓まで。何だかとても消化不良の山行になってしまいました。

 

 そういえば今年から沢を始めたメンバーには、体系立ててロープワークを教えていなかったかな。あと、チーム同士の連携が取れていなかったのも反省です。

 

 出来るだけたくさんの仲間と楽しみたいので、やっぱり個々の技量アップは必要です。沢を推している会としてはちゃんと教育の場も設けないといけないなあと反省・・。参加の皆さん、お疲れ様でした。