晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

奥美濃 金糞岳 北尾根 2022.02.26

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雪庇の尾根を行く

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 9名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

奥美濃・雪山

 

<コース>
八草トンネル東(6:40)~P849(8:15)~P981(10:10)~金糞岳(12:05~12:45)~P981(14:30)~P849(15:50)~八草トンネル東(16:35)

 

 八ヶ岳のバリエーション山行を計画していましたが、日曜日は悪天の予報。仕方がないので奥美濃のロングコースで体力トレーニングに変更。

 

 行先は今まで行った事の無い金糞岳。北尾根から山頂を目指せば静かな山旅が楽しめそう。八草トンネル東側の駐車スペースは4台で満車になってしまいました。

 

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八草トンネル東からスタート

 

 道路脇に集められた雪の山を越えると一面の銀世界。すぐにワカンをつけて急斜面に取り付きます。

 

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すぐにワカン装着

 

 P849までに登るまでは息が切れるほどの急斜面。雪が緩んだら雪崩が怖いなあ・・・。ヒイヒイ言いながら高度を上げて行くと蕎麦粒山のピラミダルな山容が朝日の中に浮かび上がているのが見えました。

 

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最初は急登

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一気に高度を上げます

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奥美濃マッターホルン

 

 P849に乗ってしまえば緩やかなアップダウンを繰り返す雪と樹林の回廊です。雪に伸びる木の陰が美しい。

 

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樹林の影が美しい

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樹林の回廊

 

 気が付けば北方には奥美濃の山々が広がり山また山の世界。蕎麦粒山の三角もいつの間にか小さくなっています。雪も適度にしまっていていいペース、青空も広りみんなの顔も自然に笑顔に。

 

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山また山

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蕎麦粒山

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天気がいいと自然に笑顔に

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モンスター?

 

 標高が上がるにつれ、空の面積がだんだん大きくなってきて景色のスケールも大きくなってきました。P1087を過ぎP1221を超えると雄大な雪庇の尾根になります。うーん、スゴイ。

 

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ひたすら尾根を歩く

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美しい風紋

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まだまだ山頂は遠いなあ

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雪庇がきれい

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エネルギーをチャージして頑張る

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美しい雪庇の尾根

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うっとり

 

 P1277を超えると金糞岳は目の前。雪原を一登りすると山頂に到着しました。山頂にはいろんな方向から登ってきた登山者が思い思いに休憩していました。

 

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この雪原を越えれば

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もうすぐ頂上

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頂上に到着

 

 我々も腰を下ろし昼食タイム。風も無くポカポカ陽気で最高のコンディションです。遠く琵琶湖も見渡せます。

 

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いつものやつ

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遠く琵琶湖も見える

 

 たっぷり景色を楽しみ、集合写真を撮ったら名残惜しいですが下山にかかります。傾斜が緩く雪も緩いのでシリセードはあまりできませんでした。

 

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集合写真

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さあ、下山しましょう

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ホイップクリーム

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シリセードは足を上げるのがポイント

 

 林道に降りる最後の急斜面はやはりデブリがたくさんあり、人よりも大きい雪玉が転がっていました。緩んだ雪に足を取られたりしましたが、何とか予定時間よりも早く車に辿り着く事が出来ました。

 

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慎重に急降下

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雪に足を取られる

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巨大な雪玉・・・

 

 八ヶ岳バリエーションからの奥美濃ロングスノーハイクへの転進。最近、短い距離しか歩いていないので不安もありましたが、そこそこ歩ける事がわかって収穫のあった山行でした。静かな奥美濃はやっぱり好きだなあ。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。