岩稜を登る
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
北アルプス・バリエーション登山
<コース:2日目>
北穂池(5:30)~P2814(7:30)~北穂東稜取り付き(7:55)~北穂東稜~北穂小屋(9:45~10:00)~北穂高岳(10:25)~涸沢(12:15~12:45)~本谷橋(14:00)~横尾(14:45)~徳沢(15:35~15:50)~上高地(17:10)
<1日目の記録>
夜は風が強く思ったよりも冷え込みました。久しぶりのソロテンは寒く、冬用シュラフを持ってきてよかった。
翌朝は日の出と共に出発。斜面が朝日で真っ赤に染まる中、北穂の東陵を目指します。まずはP2814を目指し、緩やかな斜面を登った後、小さなルンゼを詰めて小尾根を乗越ます。ルンゼの中には古いペンキマークで矢印もあったので、北穂池のルートとして使われているのでしょう。
赤く染まる山に向かって
紅葉&モルゲンロート
南岳
金色の草原
小尾根を乗越す
このルンゼから登る
ガレガレ
↑があった
ルンゼを抜けると前穂北尾根が正面に。ここまでは正解ルートでスムーズに来られました。P2814付近はなだらかな岩の庭園のようになっています。北穂東陵の取り付きに当たりをつけ、高度を上げていきます。
尾根に乗り上げると
前穂北尾根
岩の庭園のような場所を詰めて
北穂東陵取り付きへの到着は8:00、予定通りです。もう少し時間がかかれば涸沢に直接降りるつもりだったのですが、これなら北穂高に行けそう。ハイ松の混じる岩尾根をガシガシ登っていきます。
北穂東陵についた
岩とハイマツの尾根をワシワシ登る
まだ歩いて行ける範囲
中々の高度感
バリエーションルートと言いながら序盤は普通に歩ける感じ。高度感と絶景を楽しみながら登っていきます。
気持ちいい~
ところが核心のゴジラの背の取り付きはテン泊装備と登山靴で登攀するには勇気がいります。空身で登って荷揚げも考えましたが時間がかかって仕方がない・・。ふと下を見ると左側に巻き道がついていたので、そこを下ります。
ゴジラの背は左から巻き
距離にしてほんの数十メートルなのであっさり巻けました。登る気満々だったmiuさんは残念そう・・。今度は軽装で涸沢からトライすればいいんじゃないですか?と言って宥めます。
テント泊装備では厳しかった
コルへの下りは大事を取って懸垂下降。そこから再び岩々の尾根を登って北穂小屋に到着しました。
下りは懸垂で
気を取り直して北穂へ向かう
梯子を使ってテラスへ
北穂小屋のテラスではたくさんの人が景色を楽しんでいます。今までずっと静かな山歩きだったのに、急に賑やかな世界に戻ってきました。小屋で小休止した後、北穂山頂で記念撮影。
北穂小屋で小休止
奥穂高方面
北穂山頂で
さあ、ここからいよいよ下山です。眼下の涸沢はたくさんのテントが張られていてとても賑やかです。天気が良すぎて日差しが強く、汗をだらだら流しながら涸沢ヒュッテに到着。
涸沢へ向かう
暑い・・・
にぎやかなテント村
涸沢の紅葉はちょうど最盛期を迎えたようでとても見事。こんな好天と紅葉の最盛期と休日が重なる事は稀じゃないでしょうか。大賑わいのヒュッテのテラスで紅葉を楽しみながら昼食を摂ります。
紅葉はいい感じ
青空に紅葉、最高のコンディション
いい時に来た
ヒュッテのテラスもこんな感じ
せっかくなので記念撮影
のんびりしていたらいい時間になってしまいました。バスの時間に間に合うように急いで下山します。紅葉は相変わらず素晴らしいのですが、ゆっくり眺めている余裕がありません。
さあ、上高地へ
紅葉は相変わらず美しい
正面には黄金平
本谷橋
ほぼ、競歩に近い感じで横尾を過ぎ、バスに間に合う目処がたったので徳澤でソフトクリーム休憩。暑かったので生き返りました。上高地には最終バス(17:30)の20分前に到着。やれやれ・・。
ソフトクリームで小休止
何とかバスに間に合いました
紅葉の北アルプスを人のいない静かなコースで楽しめ、とてもいい山行になりました(北穂東陵は次の宿題に)。次は奥又白池から前穂に行きたいな。
参加の皆様、ありがとうございました。