中ア 正沢川 幸ノ川 沢登り 雨後の増水滝登り 2021.09.05
大迫力
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 5名
<山域・形態>
<コース>
コガラ登山口(7:50)~幸ノ川渡渉点・入渓(8:45)~Ca1850m二俣(10:15)~Ca2290・昼食(11:50~12:10)~登山道(12:20)~7合目避難小屋(12:45)~幸ノ川渡渉点(14:40)~コガラ登山口(15:20)
9月の北アルプス沢登りに備え、少しは標高のある沢に行っておこうと中央アルプスの幸ノ川へ行く事に。西斜面にある谷なので日差しが差し込むまで時間がかかり、少し暗い感じがするのですが、西横川や中御所谷に比べ安上がりで済むのがいいですね。2年ぶり4回目の遡行です。
2019年の記録
ただ、天候は相変わらず不安定で前日から降り続く雨もなかなか止んでくれません。国道19号線沿いに流れる木曽川は濁流と化し、集合場所の道の駅でも小雨がぱらついています。うーん・・とりあえず入渓地点まで行って判断することにします。
木曽駒高原の別荘地を抜け、スキー場跡地のコガラ登山口まで来るとさすがに雨は上がりました。途中で見た正沢川も濁ってはいなかったので入渓地点まで歩いていきます。幸ノ川の渡渉地点では水量は多いものの濁りはなく、遡行できそうな雰囲気だったので遡行開始。まずは堰堤を左から巻き。
コガラ登山口
水は濁っていない、堰堤は左から巻き
堰堤から上も見たことのない水量でしたが、出てくる滝を一つ一つ慎重に超えていきます。これまでは10月に遡行しており、水に入るのは最低限で遡行できる事は分かっていますが、いつ行き詰まるかドキドキです。
最初の滝、普段はないところに水流が
連瀑帯に入る手前の滝を左の岩場からロープを出して超えます。この上には大き目の滝が連続するので撤退ルートを考えながら登りました。幸い登路に水は流れていません、何とか行けそうです。
左の岩からロープを出して
連瀑帯に突入~
何とか行けそう
連瀑帯を超えると雲に切れ間も現れ、日差しも出てきました。水量も幾分おとなしくなったような気がします(気のせい?)
雲に切れ間が
標高1850m付近の二股で右に入ります。入り口の滝は前回ロープを出して登りましたが、よく見るとちゃんと巻き道がありました。左から巻き。
日差しが出てきた
二俣の滝、左から巻けました
右股に入ってからも滝が続きます。大水量で洗い流されているせいかフリクションは良好。さすがに水線は厳しいですが滝のすぐ横をぐいぐいと登っていきます。
また滝が 滝の左側を上る
これは右から 普通の沢登りになってきた
今日は20代の若者男子が二人いるのでかなり引っ張られます。滝が次から次へと現れ、おまけにロープを出さないので休憩する暇がありません。ひいひい言いながら若者について行きます。
また滝 待ってくれ~
青空がいい感じ まだ続く
昼前には天気も良くなってきました。思い切って来て良かった。もうすぐ登山道に出る頃ですが、水のある所でお昼にします。
お昼~
昼食をとった場所から10分ほどで登山道が交差します。今日は水量が多いので注意深く見ていないとそのまま遡行してしまいそう。時間的にこのまま麦草岳まで詰めてもよかったのですが、下山がきつくなりそうなので計画通り登山道経由で7合目の避難小屋に向かいます。
もうすぐ登山道
7合目避難小屋
今日は天気も今一なので麦草岳へのアルバイトは止めて素直に下山。2時間ほどで入渓点に戻り、そこから登山道を歩いてコガラ登山口まで。
入渓点まで戻ってきました
コガラ登山口
不安定な天気でしたが、前日の雨の降り方、沢の地形を考えて上での決行でした。結果として楽しい遡行になり良かったです。これで標高の高い沢への耐性も少しはついたかな。
参加の皆さんありがとうございました。