晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 花ノ木谷 沢登り 増水の半日遡行 2021.08.15

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スラブ滝を懸垂下降

  <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 5名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 
<コース>

石水渓(12:00)~林道~花の木谷出合(12:25)~遡行~Ca550m・引き返し(14:00)~下降~花の木谷出合(16:25)~石水渓(16:50)

 

 ずっと天気がぐずついたお盆休み。最終日の15日は何とか半日は止み間がありそうなので半日でも楽しめる花の木谷に出かけます。

 

 前日の大雨の影響で林道が通行止めになっていたので、石水渓の駐車場からテクテク歩きます。林道沿いにはみっともない立ち入り禁止のテープがベタベタ・・。河原でBBQをする人を締め出す為のものかもしれませんが、自然環境保護とは程遠い汚らしいテープ。気分が悪くなりました。

 

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立ち入り禁止のテープがベタベタ

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こんな看板が

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景観を壊しているようにしか見えない

 30分程歩いて花の木谷へ。最初は鬱蒼とした感じですが、すぐにスラブの小滝が現れます。今日は水量が多く、谷全体が一つの滝の様です。やっぱりこの谷は増水しているくらいが丁度いいかも。

 

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花の木谷は大水量

 

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谷全体が滝のよう

 

 途中出て来る大きな滝は巻きましたが、登れる所は積極的に水線を進みます。今日は先頭を新人のしま君に任せましたが、センスを感じるルート取りで期待がもてます。

 

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白布を垂らしたような滝

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小滝が連続する

 

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流木を越える

 

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美しいスラブ滝が続く

 

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フリクション勝負で

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どこから攻めようか?

 

 ずっと曇りだと思っていましたが、時折、日も差してきていい感じ。標高550m位で谷が平凡になって来たので遡行打ち切りにします。ここまで2時間程。

 

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日差しも出てきた

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Ca550mの二俣で引き返す

 

 帰りは谷をそのまま下降します。上手くクライムダウンしたり、時折ドボンしたり。大きな滝は懸垂下降で降ります。いい練習になりました。

 

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ドボンしたり

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懸垂したり

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高度感を楽しみます

 

 登りよりも下りの方が時間がかかりましたが、何とか予定時間までに駐車場に辿り着く事が出来ました。

 

 増水のおかげで小粒でもピリッとした花の木谷。半日遊ぶには丁度いい沢でした。思ったような遠征は出来ませんでしたが、それなりにいいお盆休みになったような気がします。

 

 お付き合い頂いた皆さん、ありがとうございました。