大峰 前鬼川から孔雀又谷右俣 沢登り ② 2021.08.10~11
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 3名
<山域・形態>
大峰・沢登り
<コース:2日目>
Ca110m・泊地(6:55)~多段30m滝下(8:30)~多段40m下(9:05)~稜線(9:50)~釈迦ヶ岳(11:40~12:10)~深仙宿(13:00~13:15)~大日岳・行場(13:25~13:55)~太古の辻(14:05)~二つ岩(15:00)~小仲坊(16:10)~前鬼林道ゲート(16:45)
<1日目の記録>
今日は長丁場。朝一でいきなり大きな滝の巻きになります。まだ起きていない体に鞭を打って右岸から巻き。ルンゼは岩屑がたまり少し立っていたので手前の小尾根を登り、ルンゼ上部を横断する形で巻きました。グズグズが少しいやらしい。
25m滝 右岸巻き
滝の上は平流ですぐにゴーロになります。右岸を適当に歩いていると杣道の先にドラム缶や風呂釜が放置されていました。飯場跡でもあったのでしょうか。こんな山奥に住み込んでの山仕事はどんな風だったのだろう・・。この辺りまで来ると水流もかなり細くなってきます。
まだ水量豊富
標高1230m飯場跡
両側を大岩に挟まれた門の様な滝を巻くと水の涸れた多段30m滝が現れます。ここはフリクションもよく快適に登って行きます。
石門?
多段30mは涸れていた
登りは容易
30m滝を超えると風景が一変、崩壊した斜面から転がり落ちてきた岩屑で谷が埋められていました。水も伏流してしまいすっかり殺風景に。浮き石に注意しながら進みます。
崩壊地が続く
大規模な山抜け
やがて遠くに細い水流が見え始めました。多段40mでしょうか。近づいてみると思ったよりも傾斜はゆるく、ホールドスタンスも豊富だったのでロープを出さず水流左を登りました。
多段40m?
更にその上も小滝が続きます。水がほぼ涸れてきたので左の斜面に取りつき、草付きを登ります。
登りは快適
源流を詰めて
草付き斜面は鹿道を拾いながら高度を上げます。藪に遮られる事もなく白川又川との中間尾根に、そしてすぐに孔雀岳北側の大峰奥駈道にたどり着きました。
トウヒの森を抜けて稜線へ
奥駈道に出た
孔雀岳の手前で小休止した後は釈迦ヶ岳へ。ここは3年前の秋に歩いた懐かしい場所。あの時もアップダウンが多くてきつかったなあ。
釈迦ヶ岳を目指す
急登でヘロヘロになりましたが、幸い、空は曇天で暑くは無く昼前に釈迦ヶ岳に到着。昼食にします。
モアイ岩
馬の背
ここ迄でずいぶんへばってしまいましたが、せっかくなので大日岳の行場も登ってみます。鎖しか手掛かりの無い箇所もありますが、沢靴のフリクションが良いので前回よりも簡単に感じました。
深仙ノ宿
大日岳(行場)へ立ち寄ります
鎖が無ければ厳しいかも
鎖を奉納した人の名前かな
大日岳
あとは太古の辻から前鬼までの長~い下り。ガクガクする膝をなだめながらなんとか小仲坊にたどり着きました。
太古の辻
二つ岩
宿坊跡
こちらは現役の宿坊
小仲坊からは林道を歩いてゲートまで。暗くなる前にたどり着けました。思ったより遅くなってしまったので、温泉にもよらず帰名。お疲れ様でした。
天気に翻弄されたお盆沢遠征。1泊2日になってしまいましたが、未踏の沢を歩くのはやっぱり楽しかった。同行していただいた皆さん、ありがとうございました。