白山 野谷荘司山から三方岩岳 2021.03.20
ここを登り切れば野谷荘司山
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 3名
<山域・形態>
白山・積雪期登山
<コース>
馬狩(5:20)~P1602(8:45)~野谷荘司山(9:45)~三方岩岳(11:35)~馬狩(14:25)
春分の日はアルプス遠征を考えていましたが、天気が悪く土曜日日帰りに・・。今年は融雪が早いので標高が高く無く手も雪が楽しめる所という事で、去年印象の良かった白山北部に出かける事に。前回とは逆回りで野谷荘司山から三方岩岳へ周回します。
2020年の記録↓
で、土曜日も夕方から天気が崩れて来る予報なので早朝出発。ヘッデンでトヨタ自然学校をスタートします。
ここで初っ端からルートミス、暗いのと雪で鶴平新道への取り付きを見逃し、馬狩谷を奥まで進んでしまいました。まあ、雪があるならどこでも歩けるだろうと。大窪池の少し手前から適当に右の斜面に取り付きます。谷筋にはデブリがいっぱいです。
馬狩谷に進み過ぎた、デブリがいっぱい
強引に斜面に取り付く
しかし、この斜面が結構曲者で、下部は雪が融けて藪が所々顔を出しています。雪の急斜面を藪の避けながら標高を450m上げ、ようやく登山道に合流出来ました。
雪が融けて歩きにくい
やっと尾根に乗れた
ここからは快適に登っていけるぞと思っていましたが、雪が緩んでいて沈み込みが激しく消耗します、体重の軽い女子二人は平気そうで羨ましい。空は今の所、青空が優勢です。
あれは三方崩山かな
途中、高度感のあるリッジもありますが、ナイフリッジというほどでは問題なく通過。やっぱり青空と白い稜線は気持ちはいい、来てよかった。
白い稜線はいいね
ちょっと緊張
標高を上げるにつれて妙法山から白山に続く北部縦走路が近づいてきます。ここもいつか歩いてみたいルート。
白山へ続く稜線、いつか歩きたい
県境稜線から一登りで野谷荘司山。いつの間にか白谷をスキーで登ってきた単独の方が先行していました。頂上で記念撮影した後は三方岩岳に向かいます。空は徐々に雲が広がってきました。
これを登りきったら野谷荘司
頂上~
登って来た尾根を見下ろす
三方岩岳に向かう
途中、小休止を挟みながら雪庇の張り出した尾根を進んでいくと要塞のような三方岩岳が見えてきました。稜線に出ても沈み込むが激しいので私だけワカンを着けます。やっぱりダイエットが必要かな・・。
今年は何回も見た雪庇の尾根
要塞のような三方岩岳
三方岩岳からの下りは瓢山の方に少し下ってから山頂をトラバースするように巻き下りて行きます。雪が緩んできたので足早に通過。
頂上直下のトラバースは緊張する
P1586を過ぎたら後は尾根をズンズン下って行きます。登山道がホワイトロードの横を過ぎた辺り(Ca1200m)からは雪が腐ってズボズボ状態。ツリーホールが深く、迂回にも神経を使って思ったよりも厳しい下降になりました。
三方岩岳を背に
中々厳しかったツリーホールの斜面
何とか白谷沿いの林道に下りて来ると辺りの木がなぎ倒されています。どうやら大規模な雪崩があったみたい。料金所付近の橋やガードレールも吹き飛ばされていてその威力に驚きました。
白谷下部は大規模な雪崩があった模様
駐車場に辿り着いた時には出発から9時間経っていました。雪が緩んでいたのと寝不足でバテてしまったので思ったより時間がかかってしまいました。
どれでもあまり良く無い天気予報の中、気持ちのいい雪山が満喫でき、いい一日になりました。お付き合い頂いたみなさん、ありがとうございました。