晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

谷川 雪洞泊で俎嵓  ① 2021.03.06-07

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いいのが掘れました
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 6名 

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

谷川・積雪期登山

 

<コース:1日目>

天神平駅(11:50)~熊穴沢避難小屋付近(13:00) 泊

 

 3月第1週は谷川遠征。去年も計画して断念した俎嵓山稜に挑戦です。今回も土曜日の天気がイマイチなので、天神尾根の途中で雪洞泊し、翌日アタックする事に。

 

 天候の回復を狙い、昼前に天神平駅に着きましたが小雨まじりの雪が降っています。

 

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ぐんまちゃん

 

 それでもスキー場ではスノーボードの大会が行われており、近くには山岳会らしきパーティーのテントもあります。歩けないような状況では無いので予定通りスタート。

 

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なんか大会やってる

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早々にテントを張っているパーティー

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小雨が降ってきた

 

 ゲレンデ横の急斜面を歩き、天神尾根を1時間程歩くと熊穴沢の避難小屋(と言っても小屋は雪で埋まっている)に到着です。丁度左手に雪洞が掘れそうな斜面になっているので、少し降りて雪洞を作り始めます。

 

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天神尾根を登る

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この辺に掘ろう

 

 風は強く、小雪が舞う中での作業は中々厳しいものがありました。最初は一人しか作業が出来ず、おまけに雪が硬いのでスコップではなかなか掘り進めません。

 しかし、スノーソーでブロックを切り出す方法が軌道に乗って内部が広がり、複数人で作業できるようになってくると今度は雪の排出が追いつかなくなります。この辺りはまだまだ経験が必要です。

 

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せっせと掘りましょう

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ブルーシートで雪を排出します

 

 手が空いているメンバーは立派なトイレを作っています。登山道が近いので壁をしっかり作らなきゃ。

 

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トイレもしっかり作ります

 

 6人がザックをいれても十分寝られるスペースを掘るのに3時間程かかりました。二つ作って中でつなげるともう少し時間短縮できるかもしれません。

 

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今日のお宿が完成~

 

 雪洞が完成したらお酒を飲みながら水作り(雪ブロックを溶かすと効率的)。中は広くて暖かく快適です。夕食はぺミカンシチューを美味しくいただきました。今日は余り歩いていないのに高カロリー・・。

 

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中は快適

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鍋を囲みます

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今日はぺミカンシチュー

 

 お腹がいっぱいになったところでシュラフに入って寝ます。外は風がびゅーびゅー吹いていましたが、雪洞の中は無縁。寒さも殆ど感じず快適に眠る事が出来ました。

 

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快適に眠れました

 

2日目につづく

ikuyayuuki.hatenablog.com