塩見岳を目指す
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 7名
<山域・形態>
南アルプス・積雪期登山
<コース:2日目>
三伏峠小屋(5:50)~本谷山(7:00)~塩見小屋(9:40)~塩見岳(11:35~12:05)~塩見小屋(13:00)~本谷山(15:00)~三伏峠小屋(16:30)
前回の2日目の記録
夜の寒さは今まで感じた中で最強。シュラフがテントの壁に付くとそこから強烈な寒さが伝わってきます。
今日は長丁場ですが1月はまだまだ夜明けが遅く6時前に出発します。新雪が50cm程積もっていたのでワカンを装着。ヘッデンスタートになりましたが先行Pのトレースがあったので迷う事無く進めました。
ヘッデンスタート
三伏山を過ぎ、本谷山あたりまで来ると辺りがピンク色に染まってきます。今日はいい天気になりそう。本谷山には先行Pのテントが張ってありましたが、まだ出発していないようです。
本谷山
夜明け
ここから先はトレースも薄くなりますが、雪そのものが少ないので権右衛門山までのアップダウンも気になりません。青空に励まされながらいいペースで進みます。権右衛門山は夏道(トラバース)が使えました。
トレースを刻んでいく
権上門山は夏道で巻いて行く
稜線に上がると青空と真白に雪化粧した山々が目に飛び込んできてテンション↑。塩見小屋への前回より1時間以上早く着きました。 これなら頂上まで十分行けそうです。
青空が広がる
雪化粧をした山々が
塩見小屋には思ったよりも早くついた
塩見小屋から一旦下って、前回撤退ポイントの天狗岩の基部まで高度を上げます。天狗岩を右側から回り込み、鞍部降り立つと核心部、塩見岳までの岩場がバーンと目の前にそびえています。
塩見岳を目指す
最初は緩やかな道
背後は中央アルプス
パッと見た感じとても難しそうに見えましたが、(ガイドには初心者がいる場合にはロープを出した方が良いとあり)雪は少なく、要所要所には夏道のペンキマークが見えていたので、問題なし。塩見小屋から2時間で塩見岳(西峰)に到着しました。
いよいよ核心部
天狗岩
ペンキマークがあるのでルーファイは容易
ここを登ると
塩見岳西峯に到着
せっかくなので東峰まで歩きます。山頂から360°遮るものの無いパノラマが広がります。風も思ったよりも強くなく、30分程絶景を楽しみました。
東峰に向かう
富士山
荒川三山?
のんびり景色を楽しみます
体が冷えて来たので名残惜しいですが下山にかかります。岩場を慎重に下るとあとはあっという間に塩見小屋に到着。小休止の後、三伏峠目指します。
下山も慎重に
塩見小屋
本谷山まで戻ってきました
三伏山から振り返ると遠くに塩見岳が見えます。数時間前まであそこにいたんだと思うと何だか感慨深いものがあります。
あそこにいたんだねえ
三伏山まで戻ってきました
三伏峠には明るいうちに戻って来れました。テントに残しておいた食料はあらゆるものがカチカチに凍っていましたが、予備食で何とかしのぐ事が出来てほっとします。2泊目で少しシュラフは湿っていましたが、夜の冷え込みは昨日よりましだったので、何とか寝る事が出来ました。
三伏峠に戻ってきました
つづく