南紀 八木尾左俣 沢登り② 2020.10.24-25
前回苦戦した連瀑帯
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
<コース:2日目>
泊地(7:30)~左俣遡行~Ca875遡行終了・昼食(11:25~11:50)~登山道(12:15)~Ca300鞍部(14:25)~八木尾集落(15:20)
前日の記録
二日目はのんびり目に出発し、左俣に入ります。いきなり陰鬱なゴルジュに行く手を阻まれますが何とか泳がずにクリアします。
朝一からゴルジュ
その後も滝が次々と現れますが、なるべく巻かないように進みます。もちろんシャワー有り。幸いフリクションがいいので際どいヘツリもOKでした。
ここは濡れずに済んだ
右からへつって突破
もちろんシャワーもあり
滝ばっかり
ちょっとバランシー
7m斜瀑は見た目よりも登り安くステミングで超えて行く事が出来ます。でも今日は寒いので上部は右に逃げました。
7m斜瀑
寒いので右に抜けます
そして核心の15mクラスの滝が連なる連瀑帯。ここは前回右からの厳しい巻きで時間を要してしまい、下山が遅れてしまった苦い経験があります。正面突破するつもりでガチャもそろえて来ましたが、水量が多く白旗・・。立木がつかえそうな左から巻くことにします。
連瀑帯は今日の水量では手が出ません
今回は左からスムーズでした
際どいトラバースもありましたが、非常にスムーズに連瀑帯を超える事が出来ました。「関西起点ルート100」では右から巻きとなっていますが、左の方がスムーズです。
落ち口を望む
連瀑帯を超えると水量はぐっと少なくなり、傾斜も立ってきました。奥の二俣を越えると谷も荒れ気味になって来るので、Ca875m辺りで遡行終了とし、適当に左の斜面にとりつきます。
流れが小さくなってきた
適当に尾根に取り付く
急な植林の斜面を30分ほど登ると登山道に出ました。みんなピーク(ぶなの平)には興味無さそうなのでそのまま下山します。
登山道
登山道は概ね明瞭で快適に下りて行けます。足元のシダがいかにも南紀っぽい感じです。
シダが南紀っぽい
八木尾に降りる為にCa300mの鞍部を左折します。最初は仕事道がつながっていましたが、谷に降りる谷に降りる所は急斜面&倒木だらけでちょっとした難所になっています。沢床に降り立てば八木尾谷の本流はすぐそこでした。
鞍部からの下りがいやらしい
本流を渡ると対岸には車を停めさせてくれたおっちゃんの家の前にドンピシャ。時間的にも余裕を持って下りて来る事が出来ました。
おっちゃんの家に対岸に降りて来た
我々が下りて来るとおっちゃんが出迎えてくれました。70過ぎとは思えないおっちゃんの武勇伝を聞きながら着替え、八木尾を後にします。
無事ゴール
10月下旬には少し厳しいかなと思ったゴルジュ沢ですが、流石南紀、何の問題も無くシャワー三昧で遡行出来ました。今季はこれで6回目の沢泊。メンバーに恵まれて充実したシーズンです。もう少し(沢シーズンは)続きますので、しばらくお付き合いください。
参加頂いた皆さんありがとうございました。