南紀 滝本北谷 沢登り&キャニオニング 2020.06.14
屏風滝を懸垂下降
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 8名
<山域・形態>
<コース>
滝本集落(7:05)~筆藪滝下(7:45)~留湾殿滝(9:10)~ケヤキ原滝(10:05)~屏風滝(10:50)~亀壺ノ滝(10:40)~Ca590・昼食(11:15~11:55)~屏風滝(12:30~13:00)~留湾殿滝(14:20)~筆藪滝下(16:15)~滝本集落(16:45)
<登攀具>
50mロープ×2 (懸垂下降で使用)
梅雨の最中に沢泊を企画しましたが、やはり雨・・。それならば日帰りでと少しでも天気のいい南紀に出かける事にしました。行先は小口川の滝本北谷。ナメと造形の美しい滝とのバランスが良く、お気に入りの谷です。
今回はキャニオニング(沢下降)も楽しみたいので、小和瀬の渡し跡で前夜泊。7時に滝本集落を出発し、筆藪滝まで歩きます。
滝本集落を歩く
筆藪滝
筆藪滝はその大きな釜を左から回り込み、滝の左から巻き上がります。急でズルズルですが踏み跡になっているので慎重に行けば何てことありません。古い杣道を辿って谷に降ります。
釜を回り込む
入渓してみると岩のヌメリ具合に驚かされます。以前来た時はこんな印象無かったんですが・・。やはり日照時間の長い春から初夏にかけては苔が良く育つんでしょうか。
ツルツルに注意
ツルツルの岩に神経を使いながら小一時間程進むと越前谷との出合です。正面には豪快な猿手滝、右手の奥に部屋滝が見えます。ここは猿手滝の右側にワイヤーのぶら下がった巻き道があるのでそれを利用します。立っているのは下部だけですが、腐っている木が多いのでここも気を使いました。
猿手滝
部屋滝
猿手滝の右から巻く
部屋滝を巻くといよいよナメゾーンが始まります。ちょっと傾斜があるところではおっかなびっくりになりますが、この谷のヌメリ具合にようやく慣れてきました。
ナメゾーン
ヒタヒタと登る
そして留湾殿滝、きれいです。ここは帰りにスライダーで遊ぶので登りはスルーします。滝の上にも面白そうなナメが。
留湾殿滝
ここを滑ったら面白そう
ナメの後は巨岩帯。乗越しやルート取りに若干苦労しながらケヤキ原滝の下にたどり着きます。ここは右手から岩壁沿いに登り、壁が途切れた所を折り返して巻きます。
ケヤキ原滝
岩壁沿いに巻く
そして再びナメゾーンになり、その奥に屏風滝が現れます。しかし、このほぼ垂直の一枚岩、どうしたらこういう地形になるのか興味が尽きません。すごいなあ・・。滝の下では水浴びをしたり、泳いだり、みんな思い思いに遊びます。
屏風滝
滝に打たれてみた
屏風滝を右から巻き上がると亀壺の滝。亀壺の名前の由来である深い釜をのぞき込んだり、泳いだり。ちょっと時間が押してきましたが楽しいのでヨシとしましょう。
亀壺の滝
亀壺で泳ぐ
亀壺をのぞき込む
亀壺の滝は左から簡単に巻きあがるとまたまたナメゾーン。S字型にカーブしたナメはまるで遊歩道の様です。
ナメゾーン
遊歩道みたい
時間的に比丘尼滝に行くのは厳しいので、適当な所で昼食をとり引き返します。この谷が下山が少しややこしいので、キャニオニングを楽しむ事にします。ナメが現れればスライダー。
スライダー
そして屏風滝では懸垂下降。このためにわざわざ50mロープを2本準備しました。いさおさん、なべちゃん、ありがとう!
屏風滝で懸垂下降
なんかカッコいい?
見ている方が少し怖くなる
留湾殿滝ではスライダー大会。釜にダイブした時に鼻に水が入って大騒ぎ。わざわざ登り返して2回滑りました。
楽しい~
ひゃっほう~
お尻保護
滑り心地は如何?
泳いでも寒くない
南紀 滝本北谷 ① 鈴鹿ハイキング倶楽部山行 2020.06.14
南紀 滝本北谷 ② 鈴鹿ハイキング倶楽部山行 2020.06.14
記念撮影
たっぷり水遊びした後は再び沢下降。越前谷との出合からは右岸に杣道の跡があったのでヌメヌメの谷歩きを避ける事が出来ました。雨に降られる前に車に戻る事が出来、一安心。
愛知に戻るまでも長かったですが、梅雨の最中にたっぷりと水遊びが出来て大満足。参加の皆さんありがとうございました。