大峰 神童子谷からノウナシ谷 沢登り② 2020.05.23-24
ガスガスの大普賢岳
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
大峰・沢登り
<コース2日目>
Ca1530泊地(7:00)~大峰奥駈道(7:15)~大普賢岳(8:10)~稚児泊(9:20)~オソゴヤ谷下降~神童子林道(13:15)~駐車地(13:35)
<登攀具>
30mロープ×2
寝床が少し傾いていたので夜中に何度か目を覚ましましたが概ね快適。朝はバードシャワーに起こされました。(なんとも贅沢)。朝食を済ませ撤収し7:00に出発。右俣の右側の笹原を高度を上げないようにトラバースしていくとすぐに奥駈道に飛び出しました。
笹原の少し登ると奥駈道
石楠花
天気予報によれば今日はいい天気のはずなのになぜかガスっています。そのうち雨が降り出して来たので仕方なく合羽を着ました。まあ、今日は下山なので暑くなければそれでいいんだけど。
何故かガスガス
雨が・・・
奥駈道
大普賢岳はちゃんと山頂を踏みます。丁度、和佐俣から登ってきた登山者に「今日の天気予報どうでした?」と聞くと、「今でも晴予報なんですが」との事・・。稜線だけガスってパターンかな?
ガスの大普賢岳を後に
帰路に選んだオソゴヤ谷への下降ポイントをどこにしようか地図にらめっこ。国見岳から西に延びる尾根は崖マークがあったのでパス、傾斜が緩んでそうな稚児泊付近から降りる事にします。ガスはますます濃くなってきました。
稚児泊、ここからオソゴヤ谷に下降
稚児泊から奥駈道を離れて斜面を下ります。苔むした岩がきれいですが岩は浮き浮き、油断がなりません。そのうち、前方に岩壁が迫ってきます。うーん、くぼ地だったか。慌てず斜面を登ると下り斜面に出たのでほっとします。
あれ?
下ってるはずなのに・・
オソゴヤ谷の源頭部は傾斜も比較的穏やかで樹林帯もあり、それほどの緊張感はありません。落石を避ける為、谷筋では無く極力樹林帯の中を歩きます。
苔生した斜面
やがて植林帯が現れます。作業道らしきものは歩くのも優しく、このまま林道まで行ってしまうのかと期待しますが、さすがにそれは甘かった。大事をとって懸垂下降も何回か行います。
植林帯は比較的歩きやすい
たまらず懸垂下降
左岸に山抜けの跡が見えたら林道まではもうすぐです。小滝をかわしながら下っていくと頭上に神童子林道の橋が見えました。
崩壊地
再度プチ懸垂
橋が見えた
右岸側を本流まで回り込むと林道に上がる踏み跡があり、そこを上がってゴールです。あとは林道をぺたぺた歩いて車まで。空にはいつのまにか青空が広がっていました。
ゴール
神童子からノウナシ谷は大滝の巻きを除いて困難な場所もなく、優しい癒しの谷でした。美しい森と水に心の洗濯ができた2日間。同行していただいたみなさん、ありがとうございました。