晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

比良 中谷αルンゼ 2019.01.06

※ブログ引っ越しの際に抜けていた記録を順次アップしておこうと思います。

 少し古い記録になりますが、ご容赦ください。

 

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雨雪まじりの中、登攀中
  

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 8名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

比良・雪山

 

<コース>
林道P(9:15)~大堰堤上~αルンゼ取り付き(10:20)~撤退地点・昼食(12:35~13:20)~αルンゼ取り付き(14:55)~林道P(15:30)

 

 藤内沢+αのコースという事で比良の中谷αルンゼに目を付けました。夏は殆ど水の無い沢登りになるようですが、アイゼンピッケルの練習に使えそうです。昨日とは打って変わって8名の大人数で琵琶湖を超えてやってきました。

 

 中谷沿いの林道に車を停め、荒川峠への登山道へは行かずそのまま林道を進みます。林道は崩壊していますが、ガレを乗り越え途中から右斜面の作業道に入り大堰堤の上に降り立ちます。堰堤の上には雪が積もっていました。

 

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大堰堤を渡って対岸へ

 

 αルンゼは大堰堤のすぐ上の右岸にあります。知っていなければ見落としてしまいそうな小さな谷ですが、入口から滝状になっています。気温が高いせいか水がチョロチョロ流れています。うーん、雪中沢登り?

 

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αルンゼ取り付き 水が流れています

 

 入口の滝をフリーで超えると8m程の滝が現れます。ここはロープを出して登攀開始。ボルトが打ってあるルートはバンドを斜上していきますが水流沿いなので水に濡れてしまいます。まるで沢やねえ。

 

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登攀開始

 

 滝の右と左に分かれて登りますが、時間がかかるので3名程は右から巻き上がります。ロープワークの練習もしっかりと行います。

 

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何だかへんだよそのビレイ

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知らずに登るメンバー

 

 その上はしばらくゴーロを進みますが、核心の6m程の滝が現れます。ここは傾斜が立っており、アイゼンの爪をしっかりと岩にかけないと登れません。グローブをはめての登攀は慣れなくて緊張します。

 

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その上はしばらく歩いて

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核心部

 

 その上のCSを右から巻き上がったところでお昼休憩。時間もかかったし雪も止まないので引き返す事にします。やっぱり8人でロープを出すと大変です。

 

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その上のCSを右側を登る

 

 帰りは登った滝を懸垂下降、これはこれでいい練習になります。グローブをつけてのロープワークは慣れが必要ですね。

 

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時間切れでUターン

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雪がどんどん降ってきます

 

 堰堤の上で記念撮影をして元来た道を戻ります。後で確認したら今日は標高差100mと少し登っただけで終わってしまいました。今日は消化不良の感がありますが、いい練習ゲレンデが見つかったと思えばいいでしょう。参加の皆さんお疲れ様でした。

 

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集合写真

 

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今回のコース