晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 鎌ヶ岳 三ツ口谷から長石谷 2020.04.25

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イワウチワ

 

 <メンバー>

単独

 

<山域・形態>

鈴鹿・ハイキング

 

<コース>

スカイラインP(12:00)~三ツ口谷道~鎌ヶ岳(13:40)~長石谷スカイラインP(15:20)

 

 自粛ムードが吹き荒れ、予定した山行も中止。でも天気のいい休日、家で鬱々としていると余計に体に悪いので思い切って出かける事にします。

 

 決断したのが朝食を食べてしばらくした後だったので、出発が遅くなってしまいました。鈴鹿スカイラインの駐車場に到着したのは正午前、9割程車で埋まっていました。(そして役場の職員の様な人がナンバーをチェックしていました。)

 

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スカイラインの駐車場から降りてきたところ

 

 今日のコースは三ツ口谷から鎌ヶ岳。20年前に山を始めた頃によく通ったコースです。沢登りを始める前から谷ルートが好きだったんだなあ。

 

 スカイラインに沿った三滝川沿いの道を登り、大堰堤の上から三ツ口谷に入ります。堰堤の上にはBBQを楽しむ若者二人。傍らにはアカヤシオが咲いていました。

 

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大堰堤上ではBBQを楽しむ若者

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アカヤシオが咲いている

 

 三ツ口谷に入ると芸術的に整備された石組の三つが続いています。私が山歩きを始めた15年位前からこの作業をやっている方の存在は知っていましたが、まだ続けられているとは驚きです。今日も作業されていました。(ご苦労様です)

 

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芸術的な石組

 

 その上の堰堤の上にも石組道は続いていました。すごいなあ~。足元に目をやるとイワウチワやハルリンドウが咲いていて、まさに春爛漫といった感じです。

 

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すごいなあ

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イワウチワ

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ハルリンドウ

 

 谷が少しゴルジュっぽくなって来たなと思ったら三ツ口大滝が現れました。この滝を見るには登山道から離れて谷中を少し進まないといけません。登るとしたらどう行くかな~なんて目で追いながら、少し戻って巻き道(左岸)を登ります。

 

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三ツ口大滝

 

 大滝の上も小滝が続いていました。沢靴で谷中を歩いてみるのも良さそうだなあ。(昔一度遡行した事あります)

 

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この辺は遡行も面白そう

 

 傾斜が緩くなり、谷の幅が広くなってきた辺り(ca860m)で右岸の長石尾根に登ります。時間的に鎌ヶ岳から下りて来る何人かと行き違いました。

 

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ナメ~

 

 ザレ場を詰めていくといつの間にか武平峠からの県境尾根がずいぶんと近くに見えます。斜面にはアカヤシオがちらほら咲いています。

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アカヤシオがちらほら

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バイカオウレン

 

 花崗岩のザレた尾根を登って行くと入道ヶ岳や伊勢湾が良く見渡せます。風も無く、天気もいいので汗が吹き出します。展望のいい尾根から一登りで鎌ヶ岳の頂上です。

 

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入道ヶ岳

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最後の一登りで

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鎌ヶ岳頂上

 

 時間が遅いので誰もいないかなあと思ったら、まだのんびりとくつろいでいる人がいました。鎌尾根や遠く南鈴鹿の山々が見渡せます。この辺りが新緑に萌えるのはもう少し先でしょうか。

 

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鎌尾根

 

 帰路は長石谷を下ります。ここも水の流れが好きで昔よく歩きましたが、以前に比べ道型の痕跡がずいぶんと薄くなったようん感じました。長石尾根が登山道に昇格してからあまり歩く人もいないのでしょうか。幾度となく渡渉を繰り返し、ほとんど沢歩きのようでした。

 

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岳峠から振り返る

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石谷はずいぶん荒れている

 

 犬星滝から下は道型も明瞭になってきます。探していた花も見つかり(ずいぶんと数は少なくなっていました・・というか辛うじて1株見つけただけ)ほっと一安心。堰堤横の山桜がきれいでした。

 

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犬星の滝

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イワウチワ

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イワザクラ

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ちょっとしたゴルジュ

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山桜

 

 堰堤上に(長石谷コースの入り口)に付けられた味のある看板のニンマリしていたら湯の山温泉奥の林道に出ました。そこからスカイラインの駐車場まではすぐ。

 

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親切な看板

 

 3時間余りの短い山歩きでしたが、青空の下のんびりと歩けてとても気持ち良かったなあ。しばらくはこんな形になってしまうけど、心身の健康の為、山歩きは続けたいなと思いました。

 

 2006年に遡行した時の記事、当時から同じ様な行動をとっているなあ・・

ikuyayuuki.hatenablog.com