晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

コロナに思う

 

緊急事態宣言

 

ついにここまで来たかって感じ。

これからどうなるか全く先が見えません。

 

今回の件、全体を通じて思うのは問題に対しての取り扱いがあまりにもバランス感覚を欠いているという事。

 

例えば同じ感染症でいえばインフルエンザでの死者は2018年で3325人。(2019年1月は1685人の方が亡くなられている。)感染者数は1千万人以上。

 でもインフルエンザで医療崩壊するといった話は報道されません。(実際は常に崩壊寸前なのかもしれませんが)

 

 

交通事故の死者数は2019年で3215人 でも、車に乗るのを自粛しようという話にはなっていません。(誰もが加害者になる可能性があるという意味では同じ)

 

ということは、言葉は悪いですがその犠牲を社会として受け入れてきたという事。

今回に限ってのこの反応はとても奇異に感じています。

 

正体のわからなかった初期は仕方がありませんが、ある程度実態がわかって来た(感染率、重篤化率、致死率)現在では、それに応じた対応に切り替えるべきではと思います。

 

色んな立場の人が色んな発言をしています。

 

医療関係者はシステムを崩壊させない事が最も大切、政治家はリーダーシップがないと思われない事が最も大切、マスコミや識者(?)は発信が注目されることが最も大切。

 

そして我々はそれらの発言がどういう背景で発せられたかを読み取れず、「命よりも大切なものは無い」という言葉に反論できません。

 

しかし、行政から要請されている「自粛」は単に飲みにいったり観光にいったりするのを我慢すればいいだけではなく、職を失い、明日からの生活もままならない状況に陥りかねません。別の意味で命が脅かされているように感じます。

 

何より怖いと感じているのが、不合理な方向に社会が進んでも誰もその流れに逆らえないという事です。

 

早く平穏な社会になる事を切に願います。

 

※あまりにも理解できない状況に世界が向かっているので、ついつい柄にもない事を書いてしまいました。